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新卒で転職せずにフリーランスは可能?アリなしを現実的に考える

新卒で、「今いる会社がつらい」「仕事辞めたい」と悩んでいる人は多いですね。

そんな中で、ブロガーなどのフリーランスとしての生き方を考えている人も多いでしょう。

転職することも考えてはいるが、もう会社に行きたくないし、上司や周りの人にいろいろ言われるのも嫌で仕方ない。何にも縛られずに、自由に生きたいと考えるのも当然です。

だけど、ブログやスキルでフリーランスとして生きていくことって本当にできるのか、不安や心配事はたくさんあってどうすればいいか悩んではいませんか。

私も1年にも満たない間でしたが、フリーランスで生活していた時があります。

ここでは、私の経験や世間の動向からの視点で、実際にフリーランスで生活していくことの難しさや現実をお伝えしていきます。

フリーランスのメリットとデメリットもご紹介していますので、現実的にアリかナシか、これからどうしていけばいいかの参考にしてみてください。

新卒で転職せずにフリーランスとして生活していくことは可能か

「社会人向いてない」と思ったら考える道が、「フリーランス」の道ですよね。ブログだけで生活しているブロガーも立派なフリーランスです。

もちろん、フリーランスとしてやっていくだけのスキルや人脈などがあるなら、やってみる価値はあります。ダメ元で挑戦できるのも、若さがある新卒だからこそです。

しかし、実際は社会人の100倍難しいです。

私もフリーランスとして生活していた時代がありましたが、社会人として働くことよりよっぽど大変でした。

転職するかフリーランスとして挑戦しようか迷っている人は、メリットとデメリットなどを踏まえて、よく考えてみることをおすすめします。

フリーランスの仕事には何がある?

フリーランスとは、企業や団体組織に属さずに、自分の技術や価値を世の中に提供し、社会的に自立している個人事業主・個人企業法人のことを言います。

フリーランスに決まった事業内容はなく、様々なことを提供して活動している人がいます。代表的なものだと、以下のフリーランスが多いです。

  • エンジニア/プログラマー
  • デザイナー/Webデザイナー
  • イラストレーター
  • ライター/ブロガー
  • 漫画家/作家
  • カメラマン
  • ジャーナリスト
  • ミュージシャン
  • ジムなどのインストラクター
  • 飲食店や販売店
  • 士業
  • 農業/林業/漁業

など、これら以外にも様々なことを仕事にしているフリーランスがいます。

特に決まりがない分、自分の得意なことや好きなことを仕事にすることができるのが特徴です。

もちろん需要と供給がマッチしていて、それで収入を得られることが前提ですが、大手企業でもいつ倒産するかわからない現代では、個人での働き方が注目されています。

フリーランスのメリット

  • 時間や場所に縛られずに済む
  • うるさい上司や嫌な人間と関わらない
  • 誰にも指図されず、自由に仕事ができる
  • 収入に限界がなく、やればやった分だけ稼げる
  • 個人としての価値で生きていける

フリーランスの最大のメリットはやはり、時間や場所、人間関係にとらわれないことです。休みたい時に休んで、仕事をする時間も選ぶことができます。

事業内容にもよりますが、上司や苦手な人とも関わることもなく、のびのびと生活することができます。

会社は何ヶ月、何年もかかってようやく数千円の給料が上がるくらいですが、フリーランスはやればやった分だけ、青天井で収入が増えていきます。

フリーランスのデメリット

  • 収入の保証がない
  • 顧客の獲得や事務作業まで全て自分で行う
  • 社会保険や年金は自分で支払う
  • 後ろ盾もなく、誰も守ってくれない
  • 周りからの目はまだまだ厳しい
  • 事業によっては孤独
  • 社会性が乏しくなり、社会復帰も難しくなる

フリーランス最大のデメリットは、収入に安定性がなく、すべて自分一人で行わなければならないことです。

顧客がいなくなるかもしれませんし、ブログやサイトアフィリエイトの場合は明日サイトが飛ぶ可能性もあります。後述しますが、Googleのアップデートで急に稼げなくなるかもしれません。

つまり、明日の収入の保証がないのです。安定性はまったくありません。

しかし、会社勤めはとりあえず仕事をしておけば、固定給として給料が入ってきます。

また、フリーランスは自由なことがメリットとは反対に、誰にも依存しないためすべて自分の責任です。

事業内容にもよりますが、すべての作業や行動を自分で行わなければなりません。

健康保険や年金も、会社員は会社が半分負担してくれますが、フリーランスは全額払わなければなりません。月に5〜7万は覚悟した方がいいでしょう。

はっきり言うとフリーランスやブログで生活していくことは可能ですが、かなり困難な道であることと、これらデメリットを受け入れる覚悟が必要です。

では一つ、今人気のブログ(アフィリエイト)をお題にしてお話ししましょう。

例1)ブログ(アフィリエイト)でフリーランスはどうか?

ブロガーが増えた現在では、ブログなどの広告収入(アフィリエイト)で生きていこうと考えている方もいるのではないでしょうか。

Webサイトからの広告から収入を得る「アフィリエイト」ですが、アフィリエイト全盛期の2012〜2017年頃までは、アフィリエイトやブログも盛り上がり、非常に稼ぎやすかった時代があります。

しかし、2019年4月現在では、昔よりはるかに稼ぐのが難しくなってきました。

Googleのアップデートでサイト上位表示が難化

アフィリエイトで稼いでいくには、自分のサイトが検索結果の上位に表示されることが必須になります。単純な話で、ユーザーは検索した1ページ目しか見ないからです。

この上位表示するための対策をSEO(検索エンジン最適化)と言い、SEOはGoogleの上位表示基準(アルゴリズム)によって判断され、この基準により検索順位が決定されます。

しかし、Googleではこのアルゴリズムを不定期でアップデートしており、常に検索結果の改善を測っています。

あまりに古いものや小さいものは割愛しますが、

  • 2016年「ペンギンアップデート」で低品質なサイトが振るいにかけられる
  • 2017年「健康アップデート」で医療・健康ジャンルは企業HPが上位を独占
  • 2018年「コアアップデート」で高品質でなければ上位表示は不可に
  • 2019年「コアアップデート」で企業関連が上位、ブログ上位表示は難化

といったように、日々アップデートするGoogleにアフィリエイトやブログは「オワコン」と言われるようになりました。

稼ぐ人はまだまだ稼いでいますが、これから始める場合は非常に困難であることは認識しておく必要があるでしょう。

ライバルが増えすぎてネット内は飽和状態

2017年頃からアフィリエイト広告に参入する人が急増しました。

ブロガーなどが増えたのもこの時期です。アフィリエイト全盛期でもあったため、稼ぎやすく、既存のアフィリエイターやブロガーが推奨していたからでしょう。

おかげでインターネット内にはブログやアフィリエイトサイトが溢れかえり、ますます競争は激化しました。私のサイトも上位表示していたページは埋もれ、新たに参入しようという検索キーワードでも、こうしたサイトがうじゃうじゃいます。

さらに、アフィリエイトに参入する企業などの法人が急増し、お金をかけてどんどん検索上位を奪ってくるようになりました。

よほどのスキルや年数、実力がないと大企業と戦うのは難しいでしょう。

広告主のネット広告でアフィリエイトは減少傾向

広告代理店に勤めているので、広告主(企業)の動向を伝えておきます。

先ほどはアフィリエイトに参入する企業が増えたと言いましたが、それは2018年頃までの話。最近ではGoogleアップデートなどの影響で、アフィリエイト広告から撤退する企業が増えています。

また、単価もどんどん下がっているので、全盛期と比べると段違いで稼ぎづらいです。

今はYouTubeなどの動画広告やSNSが中心になっており、Googleに依存する検索アフィリエイト離れが起こっています。

iPhone(iOS)のユーザー追跡ができなくなる「ITP」により、アフィリエイト成果が確認できなくなることも原因になっていますね。

例2)YouTuberとしてフリーになるのはアリ?

現代の日本でも流行っている「YouTuber|ユーチューバー」ですが、新卒で退職しこの道を選ぶことはもっと辞めた方がいいです。

確かに稼げる人は稼いでいますが、生活していける人は本当に一握りです。

実際に有名になって生活している人に隠れていますが、稼げない人がどれだけいるか調べてみてください。

さらに「YouTuber」がモラルのない行動や動画をアップする人が増えたため、広告収入を得られる審査基準を年々厳しくしています。

2019年4月現在では、最低でも「再生時間4,000時間、チャンネル登録数1,000人」が必要です。生活するだけの収入を得る前に、審査に受かるだけでも一般的に平均で3〜6ヶ月はかかります。

さらに、「YouTuber」は毎日コツコツと動画をアップしなければ見られなくなって廃れていくので、長続きしない人はそれだけで生活できなくなります。

一見楽で楽しそうに見える「YouTuber」は、毎日の積み重ねと根気がいる非常に困難な道であることを覚悟しておきましょう。

新卒はフリーランスをやるより転職した方がいい理由

もちろんやるやらないは自由ですが、仕事をしたくないからと転職せずにフリーランス(ブログ)になるのはおすすめしません。

特にアフィリエイトやブログは、働きながらでもできるので安全な道を選ぶ方が将来のためです。

ではなぜ、いきなりフリーランスで始めずに転職した方がいいのかを説明します。

ブログやアフィリエイトは社会人経験がある方が有利

フリーランスに多いブログやアフィリエイトでは、当然記事を書かなければなりませんね。

書く内容は得意なことや経験談で書くのが基本ですが、どれだけユーザーの気持ちや心理を理解し、どれだけタメになる情報を提供できるかにかかっています。

つまり、文章に説得力や表現力が必要になるのですが、社会人としての経験や社会性があるかないかでは段違いです。

たとえ仕事やライフスタイル関連のジャンルでなくとも、様々なジャンルで説得力が増してきます。

また、オリジナリティーが重視される現在のSEOでは、様々な経験や視点で書かれた内容は人間性やオリジナリティーがあり、ユーザーに読まれます。

記事を書くネタであっても、社会人としての経験があるだけで様々な人や経験、価値観に触れて感性を磨いているので、書けることが多いです。

社会保険や年金手続きなど会社がやってくれる

フリーランスなどでやっていく場合、健康保険や年金の支払い、確定申告も自分で行わなければなりません。

手続きや支払いなどは結構大変です。しっかり払わないと銀行口座の差し押さえや、法的手段を取られることもあります。

しかし、社会人として会社に属していれば、これらすべてを会社が代わりにやってくれます。さらに会社が半分を負担してくれるので、負担額は少なく済みます。

フリーランスとして生きていくということは、現在払っている、もしくは払っていた保険・税金の2倍払うと思ってください。

働きながらフリーランスとしての活動する力を育む

極論として、ブログやフリーランスで行いたいことは働きながらでもできます。

先ほどの話とは矛盾するかもしれないですが、アフィリエイトが全く稼げないわけではないです。今でも月に何百万と稼いでいる方もたくさんいます。

あくま私が言いたいのは、新卒で会社を辞めてから、転職せずに楽な方に逃げないでほしいということです。

もちろん、フリーランスとしてやっていけるだけの実力があるのなら別ですが、かなり困難な道です。

明日の収入も保証できないのが、フリーランスやブロガーです。

まずは働きながらでもチャレンジし、稼げるようになってからフリーランスとして生きる道を選ぶ方が確実で堅実です。

転職に強い”第二新卒”という価値は今しかない!

転職をしたことがない新卒は実感がないかもしれませんが、実は新卒3年以内で転職する”第二新卒”は、転職ではかなり有利に働きます。

「第二新卒はキャリアやスキルが少ないので転職には不利では?」と勘違いをしている人が多いですが、会社に染まっていなくて柔軟な対応ができる第二新卒は重宝されます。

第二新卒が採用されるのはなぜ?企業側のメリットや中途採用との違い!』でも解説していますが、若手不足の現代ではコストをかけてでも第二新卒を積極的に採用していて、キャリアやスキルがなくても20代後半の中堅より求人数も圧倒的に多いです。

新卒3年以内で会社を辞めたのであれば、「第二新卒」という転職しやすい枠があるのでムダにしないでください。

フリーランスはいつでもできますが、第二新卒を過ぎたら就職は困難になります。もったいないです。

フリーランスか転職で迷っているなら、新卒は転職すべき。

あくまで個人の意見ですので、「それでも俺は転職しないでフリーランスで生きていく」という方は全然それでもよいと思います。

ただし、ブログなどは今から始める場合、さらに状況は難しくなることを覚悟しておいた方がよいでしょう。

すでに退職している新卒でも、堅実なのは就職・転職して環境や生活資金を整えることでしょう。

新卒を終えても、今度は第二新卒という優遇チケットがあるのですから、転職しやすい状況を捨てるべきではありません。

確かに、仕事や人間関係がつらくて、会社にいるのが嫌で辞めたかもしれませんが、職場を変えればそう思うこともなくなるかもしれません。

会社に務めるということは、会社に守られて安全に暮らすことができるのです。いくら「会社も潰れる時代だ」「個人で生きていく時代」と言っても、まだまだ会社で働く方が安全です。

フリーランスで生きていくことには憧れがあるとは思いますが、それは働きながらでも準備は進めて置けます。

遊ぶ時間やダラダラ過ごす時間を削って、少しずつ始めていくのが賢いやり方です。

現状から逃げ出したい気持ちや、社会に身を起きたくない気持ちもすごくわかりますが、もう一度社会と向き合ってやるだけやってみて、それからフリーを目指すのも遅くはありません。

フリーランスを目指すことはいつでもできますが、転職しやすい「第二新卒」という有利な枠で就職できるのは、今だけなのですから。

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フリーランスよりも現実的|第二新卒が転職しやすい転職エージェント

辞めたいと悩んでいる入社3年以内の新卒の人は、転職できるのかと不安になりますよね。

転職できるとわかっていれば、スキルを身に付けつつ新しい職場でチャレンジできるので、新卒でフリーランスになるよりも現実的です。

転職活動で「転職エージェント」を利用すれば、あなたの悩みや相談を親身にカウンセリングし、あなたに合った企業を見つけてくれます。

また、自己分析から履歴書の書き方、面接対策など、転職できるまでをしっかりサポートしてくれるので、転職エージェントはぜひ利用しておきたいところです。

もちろん、転職エージェントの登録・利用は全て無料です。

そこでここでは、第二新卒におすすめの転職エージェントをご紹介します。私も実際に使っていた転職エージェントで、第二新卒を対象にしているのが特徴です。

いい就職.com

「いい就職.com」は、日本で初めて「第二新卒」向けの転職支援サービスを行った転職エージェントです。

「いい会社を探すより、自分に合ったいい就職」を心情にしていて、会社基準ではなく、あなたが働きやすい職場で就職ができるようにサポートしてくれます。

新卒からの転職って、また同じことが起きるんじゃないか、今よりよくなるのか不安になりますよね。「いい就職.com」では、あなたが続けられるような職場を見つけてくれます。

なにより「いい就職.com」の取り扱う求人企業は、離職率の高い企業や働きづらい企業などのブラック企業を徹底排除し、専門のスタッフが実際に足を運んで調べた、若手や第二新卒が働きやすい企業だけを提供してくれます。

第二新卒であることを企業側が理解しており、正社員採用のみに限定して企業を厳選しているので、安心して転職できるのも大きなメリットです。

僕もココのエージェントさんにはお世話になりました。

公式サイト:いい就職.com

マイナビジョブ20’s

「マイナビジョブ20's」は、業界大手「マイナビ」が運営する、第二新卒・20代を専門に扱う転職エージェントです。

新卒採用の就活でも「マイナビ」を利用した人はわかるとは思いますが、大手マイナビの安心感と情報網はぜひとも利用しておきたいところ。他社では扱っていない大手企業や、登録者だけが見れる非公開の求人も多く揃えています。

第二新卒をはじめとした20代を専門にしているため、20代の転職市場を熟知したキャリアアドバイザーがマンツーマンで転職をサポートしてくれます。

マイナビジョブ20’sでは、転職エージェントがエントリーや日程調整などの企業とのやり取りを全て無料で代行してくれるため、今まで在職中の転職活動が難しかった人でもスムーズに行うことができます。

また、マイナビジョブ20's独自の「適性診断」により、客観的視点で自分の強みや弱み、気付かなかった適性なども知ることができるので、「自分の道に迷っている人」の転職活動にも役立つでしょう。

公式サイト:マイナビジョブ20's

自分だけじゃない!会社を辞めたい新卒は意外と多い

実は、新卒入社した会社を「仕事がつらい」「辞めたい」「転職しようか迷ってる」と悩む新卒はたくさんいます。

実際に入社3年以内で辞める新卒は全体の30%以上になり、この傾向は30年以上続いています。(⇒何年めの離職率が一番高い?男女別の新卒の転職率

私も新卒1年目で辞めて転職した経験があるのでよくわかりますが、本当にはじめはつらいものがありますよね。

仕事辞めたい、向いてない、社会人向いてないと毎日思ってました。

あなただけじゃありません、世の中には仕事を辞めたい・辞めた新卒はごまんといます。

だから、フリーランスになるか転職するかを迷うことに集中して、辞めるかどうかを迷うのはもうやめましょう。

新卒ならすぐに辞めても、売り手市場の現代ではすぐに転職先は見つかります。

フリーランスになるか、そもそも新卒で辞めようか悩む同じ立場の人は、意外とたくさんいることを知っておくと心が少し楽になりますよ。

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