”第二新卒”で転職をする人は、ひと昔前に比べるとかなり増えました。特に20代のz転職市場は活性化しており、転職回数を重ねる人も少なくありません。
これを見ているということは、20代前半(第二新卒)で転職に失敗し、2回目の転職を考えているはずです。
- 第二新卒で2回目の転職は厳しい?
- 2回目の転職で注意しておくことは?
- どうしたら転職がうまくいくの?
本記事では、こんな悩みや疑問にお答えします。
かくいう私も新卒1年目の会社を辞めて転職し、その1年後に2回目の転職をしました。当時は、キャリアも浅く、スキルや経験もない自分が転職できるのかすごく不安でした。
それでも第二新卒で2回目の転職をすることができたのは、1回目の転職で失敗したことを糧にし、学んだ経験を実践したからだと思います。
この記事では、「第二新卒で2回目の転職は厳しいのか?」、2回、3回目の転職を成功させるための注意点を、私自身の体験談をもとに解説していきます。
転職は何回までOK?第二新卒で2回目の転職をする現実!
- 転職したけど向いてなかった
- 想定していたより残業が多くてきつい
- 給料が安い、生活も苦しい
- 将来性や先が見えなかった
など、はじめての転職で理想と現実のギャップを感じたり、人間関係や劣悪な労働環境で身体を壊し、止むを得ず退職した人もいるでしょう。
しかし、転職は何回までOKなのか、第二新卒が転職する現実はどのような状況になるかを解説します。
転職は何回までOK?
転職の回数に正解はありません。
第二新卒のうちに3〜4回転職する人だっています。
少なければ必ずしもいいというわけでもなく、逆に人生で転職したことがないというのは視野が狭くなり、固定概念にとらわれてしまいます。
転職を重ねた人はそれだけ経験や見れるものが多いので多角的に判断ができますが、転職回数が多ければ、それだけ採用側は不信を抱く点が増えます。
失敗してもやり直す姿勢は大切ですが、なるべく回数が重ならないように動きましょう。
転職回数は重ねるごとに厳しくなる現実
まず、転職回数を重ねること、第二新卒のうちに2回目の転職することは、”採用担当からの目はより厳しくなる”ということを覚悟しておきましょう。
転職回数は、重ねることで有利になることやメリットはあまりありません。
特に第二新卒や20代の場合は、「ストレス耐性や忍耐力がない」「またすぐに辞めてしまうのでは」という風に思われてしまいます。当然ですね。
よほど成果を残していたり、パワハラや健康障害などの正当な理由がない場合は、評価が厳しくなり、それなりの覚悟が必要だということを認識しておく必要があります。
私が実際に2回目の転職活動で行っていたフロー
実際に私が2回目の転職をする際に、行っていた転職活動のフローをご紹介します。
転職活動の流れはだいたい同じですが、参考として記載しておきます。
- 第二新卒向けの転職サイト・エージェントに登録
- 求人を見比べ、エージェントで面談を進める
- 自己分析や転職理由をもとに業界を絞る
- 希望求人を絞っていく
- 転職エージェントで応募する
- その他、気になった求人には自分で応募
- 応募書類をエージェントと一緒に作成
- 面接を行う
- 内定
人によって転職活動の方法や順番も異なりますが、私は上記の流れと成功するためのポイントをもとに転職活動を行い、第二新卒枠で2回目の転職に成功しました。
一番面倒な企業への応募は、基本的に転職エージェントに代行してもらうことで、自己分析や志望動機などを考える時間に割くことができます。
求人は転職エージェントからの紹介がメインでしたが、より広く見るために、一般の転職サイトからも探しました。
第二新卒で2回目の転職を成功させるための4つのポイント
転職理由やきっかけを深掘りする
まず、2回目の転職でもっとも大切な転職理由やきっかけを明確にします。
次こそ失敗しないために、一度転職した過去や経験をもとにしっかりと自分と向き合うことが大切です。
なぜ転職しようと思ったのか、その根底を見つけなければ同じことの繰り返しになってしまいます。
1回目はなぜ転職しようと思ったのか、2回、3回と繰り返すことになった原因は、少なくとも自分にもあったはず。会社側にも問題はあったかもしれませんが、改善しようと全力を尽くしたでしょうか。
すべてを会社や周りのせいにしていては、採用担当にもよい印象を与えることはできません。なんでも人や環境のせいにしては、自分をよくわかっていない、改善しようとしない人、そう思われておしまいです。
自分の”好き”や”熱心になれること”を見つける
若いうちに違う会社や業界を経験することができているため、知識や経験も普通の人よりアドバンテージになります。
たとえ明確にできなくても、どちらかの職場や仕事で、自分の得意なことや苦手なこと、やりたくないことや好きなものはありませんでしたか。
PC作業が好きだった、電話や対応が好きだった、資料作りが好きだった、プレゼンや営業が好きだった、人に教えることが好きだった、運転が好きだったなど、何でもいいんです。
その好きや自分が普段から熱中できることをヒントに、これならずっとやっていても苦じゃないことを見つけて、それを転職の軸にすれば、次はキャリアをしっかり詰めるまで仕事を続けられるはずです。
それもわからないという場合は、客観的視点で見てもらうことも重要です。
周りの人たちや家族、友人など、自分が思っている以上に周りはあなたのことをよくわかっています。見る視点が違うため、新しい自分や気にしていなかった本当の自分が見えたりするものです。
転職エージェントの「マイナビジョブ20's」では、9つの面から客観的に自分を知ることができる独自ツールの「適性診断」もあるので、転職方針の基準にしてみるのもおすすめです。
前職が活かせる仕事を選ぶ
1回目の転職理由と2回目の転職理由では、どちらかは業界や仕事は自分好みなのに、職場環境や人間環境で転職を考えてはいませんでしたか。
もしそうだとしたら、次に選ぶ仕事はなるべく前職の経験や知識が活かせるところ選ぶようにしましょう。
というのも、第二新卒の転職では「即戦力」としての戦力を求められることはありませんが、2回目の転職となれば、またゼロから始めるのではなく、前職での経験が異なる視点で役に立つことがあります。
採用側もまた未経験で入ってくる人よりも、何か活かせる経験やスキルがあった方が採用しやすくなります。「また辞めるのでは」といった意見はどこを受けても同じです。
そのためにも、2回目の転職に必要なことは、前職や前回の転職経験をもと棚卸しを行い、しっかりと自己分析を行うことが大切です。
退職理由に一貫性を持たせる
第二新卒・20代で若さが武器になるとはいえ、2回目の転職となれば履歴書や面接で採用担当を納得させる理由が必要です。
転職したのにまた前職を辞めた理由は何か、どういった点に問題があり、どういった努力をしたのか、努力しても辞める結果になってしまったのはなぜか。
また、なぜリスクを犯してまでその会社に転職しようと思ったのか、あなたが本当にやりたいことは何か、それができなかったらどうするのか。
1回目の転職で経験しているとは思いますが、不満や合わなかった等の理由では、また辞めてしまうんだろうと思われてしまいます。
2回目でも異業種や未経験でも転職しやすい業界は?
2回目の転職でまったく異なる業界にチャレンジしたい場合は、業界はきちんと精査した方がいいです。
スキルも経験もない状態で金融や商社に入れるとは思っていないでしょう。職種によっては入れる可能性もありますが、2回目というハンデを背負っているのですから、業界はなるべく入りやすいところを狙います。
たとえば、「介護」や「IT業界」は狙い目です。
常に人手不足となっていて、人材確保に必死です。介護職は少子高齢化社会で子供が減る一方で高齢者の増加が止まりません。特に人手不足で入りやすい業界といえば、「IT業界」です。
なんのスキルも知識もないのに入れるの?と思う方も多いかもしれませんが、有効求人倍率は7〜8倍です。一人当たりに7〜8つの求人があることになります。
ITは今や経済の中心であり、新しいサービスや技術が次々に生み出されています。新しい会社もどんどんできているので、たとえ一度転職経験があっても、若さのある新卒ならかなり高確率で転職できるところが多いです。
IT業界にチャレンジする場合は、まずは転職エージェントで話を聞いてみるとよいですね。
2回目の転職ではエージェント選びも重要
第二新卒や20代においては、転職には自己分析に加え、転職エージェント選びも重要になります。
dodaやリクルートエージェントなどの大手総合転職エージェントに加えて、20代・第二新卒専門の転職エージェントを利用することです。
第二新卒や20代専門の転職エージェントでは、ブラック企業を排除していたり、第二新卒が納得できるような20代向けに特化した求人・企業を中心に扱っています。
また、20代の転職市場を熟知し、キャリア不足や悩みに対する転職ノウハウが豊富なため、一般転職エージェントでは得られないものや求人があるのもメリットです。
以下は、私が転職活動時に利用していたおすすめの転職エージェントです。
マイナビジョブ20’s
対応エリア | 関東・東海・関西 |
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非公開求人 | あり |
オススメ度 |
マイナビジョブ20'sは、大手「マイナビ」が運営する第二新卒などの20代を専門とする転職エージェントで、他の転職エージェントにはない有名大手企業や、登録者だけが見れる非公開の求人も多く揃えています。
エントリーや日程調整などの企業とのやり取りも全て代行してくれるため、在職中の転職活動が難しかった人でもスムーズに行うことができます。
もちろん、20代の転職市場を熟知したアドバイザーが一人一人に専任で付き、はじめての転職を一からフルサポートしてくれます。
就活でお世話になった人も多い大手マイナビの安心感と情報網は、ぜひとも利用しておきたいところです。
\ 完全無料+はじめてを徹底サポート /
いい就職ドットコム
求人企業 | 全国対応(セミナー等は4拠点) |
求人数 | 約5000社(うち第二新卒向け2500社以上) |
おすすめ度 |
公式サイト:https://iishuusyoku.com/
あまり名前を聞いたことがないかもしれませんが、いい就職ドットコムは日本で初めて「第二新卒」向けの転職支援サービスを行った転職エージェントです。
全国14万人が利用する国内最大級の第二新卒向け転職エージェントで、「いい会社を探すより、自分に合ったいい就職」を心情に、現在では既卒や新卒採用にまで幅を広げています。
最大の特徴は、第二新卒であることを理解している企業を厳選しているので転職しやすいことです。
離職率の高い企業や働きづらい企業などはすべて受け入れず、徹底的にブラック企業を排除。専門のスタッフが実際に足を運んで調べた、若手や第二新卒が働きやすい企業だけを提供してくれます。
\ ブラック企業を排除!第二新卒で転職するなら /
転職のしやすさと充実した支援は、新卒で転職することに不安がある人におすすめです。僕もココのエージェントさんにはお世話になりました。
第二新卒で2回目の転職に悩んだときは?
第二新卒で2回目以降の転職に悩んだときは、転職できないことはないので、うまくいかないと思ってもガンガン応募して面接に進みましょう。
確かに、1度目の転職より難しいかもしれませんが、自分の目標に近づくためには行動あるのみです。
逆に、若さとポテンシャルで転職できる「第二新卒」だからこそ、今転職活動をしないとどんどん転職が難しくなります。
充分承知しているとは思いますが、それをいくら悩んでも前に進むことはできません。
当たって砕けろくらいの気持ちで腹くくって、本当に自分がやりたいと思える、自分が納得のいく人生を送る努力をしてください。