ユニクロの正社員になるのは難しい?元社員が語る就職難易度と方法!

規模や知名度から、正社員としての働き方に興味を持つ人が多いユニクロ(ファーストリテイリング)ですが、以下のような疑問や不安を持つ方も多いでしょう。

本記事ではこんな疑問にお答えします
  • ユニクロの正社員になるには?
  • 正社員で働くのは難しい?
  • 採用されるには?

正社員としてユニクロで働くためにはどのような困難が待ち受けているのか、そしてその乗り越え方や成功の秘訣を知りたくありませんか?

結論から言うと、ユニクロの正社員は狭き門ですが、未経験でも対策と準備をしっかり行えば内定獲得も夢ではありません。

ユニクロの正社員になるには、以下3つの方法があります。

  • アルバイトからの昇格
  • 新卒採用(第二新卒含む)
  • 中途採用(店舗/本社)

私も第二新卒時に、ユニクロの正社員(グローバルリーダー候補)として就職しましたが、同期には様々な経歴の方がいましたので、人で取る会社なのだと思います。

そこで本記事では、正社員になる3つの方法や採用難易度、面接対策のコツなど、全てを網羅した視点から、ユニクロ正社員になる秘訣をアドバイスしていきます。

目次

ユニクロの正社員とは?

ユニクロ正社員とは、アルバイトやパートを除く正規雇用の社員のことを指します。

全体数としては比率は非正規雇用と同数ですが、実は店舗では数少ない存在です。

全国どこの店舗でもパートやアルバイトが大半を占め、小さいロードサイド店舗でも2〜3人、スタッフが100を超える大型店でも正社員は5〜10人程度でしょう。

給与水準も高く、求められるレベルも高いため狭き門でしたが、正社員の「賃上げ」も話題となり、競争率も高くなっています。

しかし、「地域正社員」という枠もあるため、正規雇用社員の数は増え続けています。

ユニクロの正社員は3種類

一口に正社員と言っても、ユニクロでは主に以下3つの働き方があります。

  • グローバルリーダー候補(全国転勤型)
  • 地域正社員(移動なし)
  • 専門職等の本社勤務(移動なし)

ユニクロでは、常に売り場に立ちお店を回す立場にいるか、本社勤務で専門職や部署ごとの仕事をする裏側に徹するかに分かれます。

「グローバルリーダー候補」と「地域正社員」が店舗他の専門職が本社での勤務です。つまり、パタンナーやマーケティングなどの専門職が本社勤務となります。

パタンナーなどの専門職へは中途採用からの転職がほとんどですが、かなりの経験とスキルが必要で、肌間では他企業の中途採用より求められるレベルも高く、はっきり言って難しいです。

そのため、新卒あるいはこれからユニクロ正社員を目指す人のほとんどは、店舗勤務での正社員になるかと思われます。

ちなみに、ユニクロの新卒入社でいきなり本社勤務はまずありません。

本社で勤務している社員も、転職してそのまま専門職で働くことは珍しく、まずは店舗を経験します。

ユニクロ正社員の役割と仕事内容

ユニクロ正社員は、店舗運営や企業の業務の中核を担う重要な役割を果たしています。具体的な仕事内容は、以下のようなものがあります。

  • 店舗運営補佐
    店舗の売上管理や在庫管理、スタッフの指導・教育など、店舗の運営全般に関わる業務を担当します。
  • 販売業務
    顧客対応や接客販売、商品の陳列やディスプレイなど、店舗内での販売業務を行います。
  • 商品企画・開発
    トレンドや市場動向を分析し、新商品の企画や開発に関与します。商品の需要予測や戦略立案など、企業全体の視点での仕事も担当します。
  • マネジメント業務
    スタッフのシフト管理や業績評価、売上目標の設定など、部下の指導や店舗の経営に関わる管理業務を担当します。

これらの業務を通じて、ユニクロ正社員はお客様への良質な商品とサービスを提供し、店舗や企業の成長に貢献する役割を果たします。

業務量も多く、きついこともありますが、得られる経験や学びは多いです。転職する際にも役立つことや活かせるスキルも多いため、有利に働きます。

ユニクロ正社員の年収と待遇

ユニクロ正社員の年収については、公表されている年収テーブルが有名ですね。

現在は公開されていませんが、J1〜K4までのグレードで平均年収が明示されていたように階級ごとに明確な年収が用意され、高収入なため、まさに夢のある仕事です。

※下記は少し前に公表されていた年収テーブルですが、現在は賃上げもあり金額が異なります。

ユニクロ年収表

ユニクロ正社員の給与は、業界水準に基づいた基本給や能力・実績に応じた昇給制度がありますが、近年の賃上げでは、「グローバルリーダー候補」なら新卒でも月額30万円からスタートとかなりの高水準です。

基本的にグレード(階級)で給与が決まるため、本社と店舗で優劣はありません。むしろ本社の部長クラスでも店舗が好きで店長として活躍している方もたくさんいます。

福利厚生については、ユニクロ正社員には社会保険や厚生年金、労働時間に応じた休暇制度、退職金制度などの福利厚生が提供されます。

また、ユニクロは従業員の働きやすさを重視しており、労働環境の改善や健康管理の取り組みも行っています。

キャリアパスについては、ユニクロでは従業員の成長やキャリアアップを支援する制度を整えています。

社内研修や教育プログラムによりスキルや知識の向上が図られるほか、経験を積めばパタンナーやDMなど本社での専門職への道も開けます。

ユニクロ正社員になるのは難しい?3つの方法を解説!

ユニクロの正社員として就職するには、主に以下の3つの方法があります。

  • 新卒/第二新卒から就職する
  • アルバイトや準社員からキャリアアップする
  • 中途採用で転職する

ユニクロへの正社員になる方法としては、新卒採用か中途採用、もしくはアルバイトからのキャリアアップです。

また、それぞれで入口となる正社員の形式(グローバルリーダー候補/地域正社員/本社勤務)が異なり、スタートも異なります。

それぞれについて解説していきましょう。

新卒/第二新卒から就職する

1つ目は、大学等を経て新卒で就職する方法です。

ただしこの方法で応募できるのは、大学や短大、専門学校等に在籍中か、卒業して3年以内の第二新卒のみです。

ユニクロ正社員の中では王道パターンで、最も正社員になりやすいかもしれません。

挑戦できるのは「グローバルリーダー候補」か「地域正社員」のどちらかで、新卒はどちらも店舗配属になります。

応募方法はどちらもユニクロ採用ページからのエントリーですが、グローバルリーダー候補は通年採用のため入社時期が3月/9月地域正社員は4月入社のみです。

いきなり「J1」グレードのグローバルリーダー候補から挑戦できるのも新卒採用のみですが、ユニクロは人気企業なので倍率も高く、就職難易度も高いです。

選考フローをきちんと確認して、しっかり対策を立てて臨みましょう。

アルバイトや準社員からキャリアアップする

2つ目は、アルバイト(パートタイム)や準社員からキャリアアップして正社員になる方法です。

ユニクロには「正社員登録制度」が用意されており、筆記試験や面接をクリアすることで、アルバイトや準社員からでも正社員になることができます。

ただし、この段階でなれるのは「地域正社員」で、グローバルリーダー候補はさらにその次のステップになります。

ユニクロ(UNIQLO)地域正社員(フルタイマー) キャリア

ユニクロ公式サイトより

また、アルバイトから正社員になるのは割と難しいとされています。ただ難しいというよりは、時間がかかるというのが正しい言い方です。

正社員登録試験を受けたい場合、まず上長からの推薦の上、試験(筆記、面接)を受験しますが、当時は試験を受けて正社員になれるまで3〜5年はかかると言われていました。

そのため、直接採用試験を受ける方が早いでしょう。

中途採用で転職する

そして3つ目が、中途採用にて専門職の正社員に転職する方法です。

中途採用の場合は、パタンナーやDMなど専門職で転職するか、「地域正社員」としてエントリーすることになります。

ただし、本社勤務である専門職への転職はレベルが高く求人も少ないため、はっきり言って通じるキャリアやスキルが相当ないと難しいです。

一方、地域正社員であれば経験がなくとも挑戦できる上に、内定まで1〜2ヶ月程度なので、早く正社員として転職したい人におすすめです。

ユニクロ正社員への応募方法

ユニクロの正社員ですが、新卒と中途で応募方法や選択肢が異なります。

  • 新卒採用(グローバルリーダー候補/地域正社員)
  • 中途採用(地域正社員/本社勤務の専門職)

それぞれについて解説してきましょう。

新卒採用での応募

ユニクロへ新卒採用で正社員応募する場合、ユニクロ(ファーストリテイリング)公式サイトからエントリーします。

グローバルリーダー候補/地域正社員のどちらに応募するかで(ブランド選択のタイミング)選考フローが少し異なりますが、選考ステップは大体同じです。

選考は会場や本社で行われます。

新卒採用の応募から内定までの流れ
  1. FR会社説明会
  2. 適性検査
  3. 面接
  4. キャリアセッション
  5. 面接(複数回)
  6. 内定

応募するのは就活中の大学生がほとんどですが、第二新卒の方や既卒フリーターの方など様々です。

毎年人数は多いですが、よくわからずとりあえず来たという人も少なくないので、「ユニクロで働きたい」という強い意志があれば、落ち着いて選考を進めることができるでしょう。

地域正社員試験/中途採用での応募

新卒採用でない場合は、どちらの正社員を目指したいかで応募方法が異なります。

  • 地域正社員
  • 専門職

それぞれ詳しく解説します。

地域正社員

まず多くの人が「地域正社員」となりますが、大学等を卒業してから3年以上経っている場合は公式サイトからのエントリーはできません。(新卒採用のみ)

新卒でない場合は、働きたい店舗に直接応募(プレエントリー)します。

こちらの選考フローは新卒採用のように会場や本社ではなく、格店舗で行われます。

地域正社員の応募から内定までの流れ
  1. プレエントリー
  2. 本エントリー
  3. 書類選考
  4. 適性検査(WEB)
  5. 説明選考会(面接あり)へ参加(店舗)
  6. 内定
  7. 入社

面接回数も最大で2回と少なく、年度が変われば何度でも受けられるため、難易度で言えばそこまで高くありません。

専門職

パタンナーやマーケティングなどの専門職でユニクロの正社員を目指したい場合は、転職サイトや公式サイトの採用ページから応募することになります。

こちらは中途採用になるので求められるレベルも高く、求人数も多くはないため転職難易度は高めです。

もちろん店舗経験などがあると選考では有利ですが、転職先の候補としてはかなり難しいので、自己分析や面接対策はしっかりと行いましょう。

また、転職エージェント(転職支援サービス)等を利用するのもおすすめです。

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ユニクロが求める人物像とは?

ユニクロがどんな人物を求めているか」というのは、これからユニクロで働きたい人は気になることでしょう。

そこで、実際に私が入社して感じた人物像や、内定を勝ち取った人の特徴をご紹介します。

結論から言うと、「目標がしっかりある人」「成長意欲が高い人」です。

通常、ユニクロへの入社は3月の新卒採用が最も多く一般的ですが、私は9月に入社しました。この時期は訳ありの人が多いので、数十名。転職・留学・留年など理由は様々でした。

その人たちに共通していたことは、ユニクロで成したいことや将来の目標などがはっきりしていたことです。

ユニクロでは、この「目標設定」がものすごく重要で、仕事に大きな影響を与えます。自分で育成計画を立て、やるべきことや仕事を自分で管理していかなければなりません。

また、ユニクロは実力主義の会社なので、目標やゴールをしっかり持てなければ店長にもなることもできないのです。

そのため、ユニクロでは「目標がしっかりある人」「成長意欲が高い人」を求める傾向にあります。

ユニクロ正社員になるための面接のコツ

ユニクロは「人」で取ることでも有名です。

そのため、経歴にコンプレックスがあっても、面接で評価されれば「内定」を勝ち取ることができます。どこの会社でもそうですが、ユニクロでは特に面接に力を入れている印象があります。

面接は人によって2〜4回ほど行われますが、大事なことは成したいことや明確な目標を伝えることです。

ユニクロで成したいことはあるのか、ユニクロでなければならない理由などをしっかり面接官に伝えることができるかが、面接を突破するカギになります。

面接を成功させる技術やテクニックなどの参考書が出ていますが、重要なことはそこではありません。そんな小手先のテクニックでは、ユニクロの面接は突破することはできません。

なぜユニクロで働きたいのか、ユニクロで今後どうなっていきたいのか、あなたの「働く意志」をしっかりと明確にしておくことが大切です。

ユニクロの正社員になるのは難しい?のまとめ!

ここまで、ユニクロの正社員になるのは難しいのかをまとめましたが、ここで諦めてしまう人は内定を勝ち取るのは難しいでしょう。

逆に、ここからしっかりと対策を立てて臨む意志がある人は正社員になれる可能性があります。

ユニクロや販売・接客業がはじめてでも、必ず販売から学ぶので経験の有無は関係ありません。スタートは皆同じなので、未経験であってもユニクロ正社員を目指すことは可能です。

現実的に給与や福利厚生に惹かれてきた人もいますが、上を目指せば高収入を臨めますし、ユニクロでの経験やキャリアはその後に大いに活きていると感じます。

コミュニケーションスキルや店舗運営はもちろん、マネジメントや経営者目線でも学べることが多いので、成長意欲がある人や今の仕事に不安がある方もぜひ挑戦してみてください。

なお、ユニクロでアルバイトをしたい方はこちらのサイト(外部リンク)が参考になると思います。

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