新卒の悩み

反対される?親に言わないで転職する方法と伝えるタイミング

新卒で入社して働いて、初めて社会人というものを経験していると、自分のやりたいことや人生観が生まれてきますよね。

これは社会人として働いてからこそ分かるものであり、当然のことです。だからこそ新卒入社1〜2年目で辞める・転職する人って多いんだと思います。

そこで考えてしまうのが、「親に言うべきか」「親にいつ言うか」の報告です。

新卒での転職は絶対に反対されるとか、世の中甘く見るなとか言われそうで言えませんよね。けれど親へ報告するにもタイミングというものがあります。

僕は、転職してからもしばらくは言えませんでした。

転職のことをしばらく親に黙っていた理由と言うタイミング、言いたくない場合の親に黙って新卒で転職をする方法を恥ずかしながらこっそり教えます。

僕は新卒で転職することを親に言わなかった

反対されるとわかっていたから

僕が新卒で転職することを親に言わなかった一番の理由は、反対や否定されるとわかっていたからです。

世間一般的に、新卒1年目の転職はよくないイメージなのは知っていました。世間で反対・否定されるのに、親に言って反対されないわけがありませんからね。

中には応援してくれるような良心的な親はいますけど、普通は反対しますよ。もしくは、厳しいことを言われるか否定されます。

もちろん親ですから、自分の子どものことを心配して言います。親世代ですとそんなに早く会社を辞めることなんてありえなかったでしょうし、続けてきたからこそ得るものがあると知っているのです。

ですが、転職を決め込んでるときに頭ごなしに言われても、聞く耳を持てないのが若さです。

そんなことを言われると分かっているのに、転職することを言う必要はあるのかと僕は感じたわけです。モチベーションが下がりますし、やる気もなくなります。せっかく自分の人生を腹くくって決断したんですから。

厳しいことや後悔するかもしれないと言うことは、経験して初めて分かることです。

身をもってそれを体験することで得るものもありますし、自分の気持ちに素直に生きたいと思うのが普通です。それに、親に反対されて揺らいでしまったら、それこそ後悔しそうでした。

ある意味、自分の決意が揺らぐような要因は避けたかったというのが、本音です。

親に心配をかけたくなかった

これもけっこう思ってました。親は心配してくれて反対や厳しいことを言うものだと、自分ではそう思い込んでいました。

実際に新卒の身で転職することを言うことで、親を不安にさせるだけです。親を心配させてメリットがあるでしょうか。

新卒で会社を辞めることで、第二新卒として転職ができることを知っている親はあまりいません。親が生きた時代には、「第二新卒」という言葉や需要はあまりなかったからです。

なので当然、新卒で転職することなどできないと心配になるわけです。

確かに、今まで育ててもらった恩や背徳感などあるでしょうが、それは時と場合によります。正直でいたい気持ちもわかりますが、今言うことでどうなるのかをよく考えてください。

親にはきちんと言うタイミングがあるということです。

親に言うべきでないのは「転職に集中するため」

僕は昔から、自分のことを周りに言うことが好きではありませんでした。周りに自分のことを話すことで、否定されたり、自分の知らないところで話をされるのが嫌だったからです。

これは親に話しても同じです。親に反対される、心配される、どんな報告をしても何か言われます。

辞めてどうするの」「せっかく入った会社なのに」「そんなんじゃ社会でやっていけない」もう言われ放題です。

特に母親というのは世間話が好きですから、すぐに周りの人に言います。子どもを心配してのことですが、かなり危険なことです。

親しい仲の人に言っても、人は話したがりますから話が一人歩きします。それが世間体で避難され、親も子どものことを周りで言われる身になります。

そんな状況で、自分の転職活動に集中できますか?

ましてや新卒で初めての転職であれば、より慎重に行わなければならないときです。自己分析や企業選びなど、集中して行わなければならないことばかりです。

周りに気を取られていては、新卒での転職活動などうまくいかないと思ったからです。

親にはいつ言うの?

親に転職することを言うタイミングは、転職したあとや時間の経過を見て判断しましょう。

最終的にきちんと話せばいいわけですし、その方が親も安心できます。ずっと言わないというのはよくありません。どんな親でも親ですから、自分の状況が落ち着いたら話してみましょう。

「なんでそのときに言ってくれなかったの」と心配される親御さんもいるでしょうが、そのときは「心配させたくなかった」と言ってあげれば大丈夫だと思います。

それでも納得してもらえない場合は、正直に話してもいいかもしれません。

もう言うことでのデメリットもありませんし、隠し通すのもつらいでしょうから。

親に言わずに新卒で転職する方法

じゃあ、どうやって転職を進めていくかと言うと、一人暮らしの場合は簡単です。まずバレませんし、そもそもこの悩みに到達しないのでは?と思ってしまいました。(個人の意見ですが…)

僕が話しておきたいのが、実家暮らしの場合です。

新卒で会社に入社したとなると、実家ぐらしでのスタートを切る人が多いと思います。新卒の頃はお金もありませんし、地元で就職したという人もたくさんいるはずです。

しかし、実家暮らしで転職するとなるとけっこう問題が出てきます。

まず転職する前に退職をしてしまった場合、家にはいられませんよね。僕もそうでしたが、会社の終わる時間までカフェやその辺で時間を潰したり、転職活動をしていました。

まるでリストラされたサラリーマンですね。笑

転職先がすぐに決まれば、そのまま違う会社に通って頃合いを見て親に話すことができます。

しかし転職に時間がかかってしまう場合は、転職先が決まるまでごまかし続けなければなりません。ましてや違う地域で転職したい場合はどうすればいいのでしょうか。

落ち着いてください。秘策はあります。

働く時間帯が違う友達に協力してもらう

地元の友達や知り合いにも一人くらいはいませんか?

サービス業や派遣・フリーター、働く時間帯が特殊な友達に力を借りましょう。

部屋に泊めてもらったり、転職活動に協力してもらったり、話を合わせてもらったり。転職は、転職エージェントと進めるか一人で行うものですが、周りの協力も必要です。

転職は自分の責任だと言う人もいるでしょうが、今はなりふり構ってられませんよ。転職に成功したあとにちゃんと恩を返せばいいのですから。

「移動になった」と言って部屋を借りる

これは実際に僕も使った方法です。

転職した理由で親に説明するときにも言っていたんですが、部署や配属先が「東京に移動になった」と言いました。僕のいた会社は、たまたま転勤族の職種だったのでこの手を思いつきました。

転職したい地域や転職する場所に、部屋を借りてしまいます。

もちろん、お金は自分で用意しておく必要がありますが、これで自由に転職活動を行うことができます。転職先が決まってから部屋を借りるのが最善ですが、もしも転職したい地域が遠い場合は難しいですよね。

なので先に移動してしまって、しばらくしたら親に話します。少し嘘ばかりで嫌かもしれませんが、当時の僕がうまくやるにはこうするしかありませんでした。

もしも東京へ上京を考えている場合は、東京に「初期費用0円」で引越しと就職する方法があります。こちらの記事でまとめていますので参考にしてみてください。

転職エージェントの利用は必須

新卒の転職活動となると初めての人がほとんどだと思いますが、転職エージェントの利用は必須です。というより、利用する方が早く確実に転職できます。

転職エージェントでは、カウンセリングから自分に合った求人を探してくれて、応募から書類選考、面接対策、年収交渉などをすべて代行してくれます。

親に対する気遣いなどもある中で、仕事をしながら転職活動をするとなるとやることが多くてかなり大変です。

しかし、転職エージェントに登録しておけば、求人探しや企業とのやりとりを代行してくれるので、エージェントの口利きで第二新卒として転職しやすくなります。

親に隠している場合はいち早く転職先を決めることが大切なので、登録しておくだけでも向こうがいろいろとやってくれるので非常に助かります。

ちなみに全部無料です。

使ってよかった第二新卒におすすめの転職サイトと転職エージェント一昔前までは新卒での転職は厳しいものとされていましたが、今は第二新卒での転職をする人は全体の3割もいます。 入社して1~2年目でも...

親にとっても、自分にとっても幸せな転職をするために

誰でも親に言うことは怖いことがあります。それは自分の心配だけでなく、親のことを思ってのことです。

しかし、何も全てをそのときに正直に話すことはありません。何事も適切なタイミングや伝え方というのがあります。

これを見て不快に思う方もいるかもしれませんが、自分の中で現在の最善の行動を取ることが大切です。

あなたが今一番叶えなければならないことはなんですか?そのためには被害を最小限に抑えることも必要です。親も大切ですが、あなたの人生も同じくらい大切です。

新卒で転職をしたいのならば、あなたが今取るべき最善の行動というものがあります。親に言うべきかどうかはそれをよく考えて。

あなたの幸せな転職ができることを心より願っています。

〜入社一年目の転職講座〜