第二新卒で面接が通らない?転職を成功させる3つの心掛けと対策!

第二新卒の転職において、最も重要な通過点が「面接」であり、一番の難関でもあります。

そのため、以下のように悩んでいる人も多いでしょう。

  • なかなか面接が通らない
  • 苦手な面接を克服するには?
  • 第二新卒の面接対策は何をすればいいの?

結論から言ってしまえば、第二新卒は前職でのストレスやネガティブが先行して過去に執着することが「面接が通らない」原因になるケースが多いです。

しかし、第二新卒の面接では質問内容や採用担当が見るポイントはある程度決まっているため、きちんと対策すれば通りやすくなります。

この記事では、実際に第二新卒で2回(新卒1年目と3年目)で転職し、採用担当の経験をある筆者が、第二新卒の面接において必須の心掛けと重要なポイント、気を付けておくべきことなどをご紹介します。

目次

なぜ第二新卒の面接が通らないのか?

第二新卒のあなたにとって、面接での落選は非常に厳しい瞬間かもしれませんが、その理由を明らかにすることは成功への第一歩です。

まずは、面接が通らない主な理由をしっかりと理解しておきましょう。

スキルや経験不足に囚われている

スキルや経験不足は第二新卒なら誰しもそうです。しかし、そこに囚われて面接でもネガティブな話になっている可能性がありませんか?

経験不足は克服可能です。 まず、インターンシップやボランティア活動を通じて業界経験を積むこともできるでしょう。例えば、入りたい業界の資格取得や知識について勉強したり、自分の専門分野に関連するプロジェクトに参加し、実践的なスキルを磨いてみるのも1つの方法です。

経験がない場合でも、意欲的な姿勢や学習能力をアピールできれば、企業は積極的に採用を検討するでしょう。

履歴書や職務経歴書の書き方が問題

第二新卒の場合、履歴書や職務経歴書に書ける内容が少ないことを気にされている人が多いですが、問題は内容ではなく書き方です。

履歴書や職務経歴書は第一印象を左右します。 具体的な成果や実績を具体的に記述しましょう。

例えば、「プロジェクトAで収益を10%増加させた」というように、数字を交えた説明が印象的です。また、自己PR文では、自身の強みや熱意を表現し、企業に貢献できることを強調しましょう。

また、採用担当者が知りたいのは、その人の仕事に対する熱量や工夫したことなど、その人の仕事への向き合い方だということも理解しておきましょう。

面接でのコミュニケーション力が不足している

どんな仕事においても、組織にいる以上他者とのコミュニケーション能力は必要です。

面接では、まずはしっかり受け答えできていること、相手の目を見て自分の話ができていなければ、面接は通らない可能性が高くなります。

コミュニケーション力はトレーニングで向上可能です。 ロールプレイングや模擬面接を活用して、自信をつけましょう。

また、ストーリーテリングのスキルを磨くことも大切です。自身の経験や成果を魅力的な物語として伝えることで、面接官に印象づけることができます。

自己PRが魅力的に伝えられていない

自己PRは経験の少ない第二新卒が、他の人と差別化できる大事なポイントです。

伝え方ひとつで面接や相手に与える印象は大きく変わるため、ここもしっかり対策できていないと面接で自分を印象付けることが難しくなります。

自己PRは個性を引き立てるチャンスです。 自己分析を徹底的に行い、独自のストーリーを持ち出しましょう。

企業研究を通じて、なぜその企業に魅力を感じ、なぜ自分が適任なのかを具体的に説明する意識が大切です。自己PRが企業との適合性を示すものであれば、面接は通りやすくなります。

第二新卒の転職で”面接”が重要なワケ

まず当たり前ではありますが、第二新卒だけでなく、転職を成功させるキーは「面接」です。

いくら過去の経歴が優れていても、本人の人柄や仕事への姿勢は会ってみて初めて分かるからですね。

ですが、逆を言えば、退職理由が後ろ向きでいくらスキルや経験がなくとも、ポテンシャル採用の第二新卒の転職では「面接」で一発逆転できるということです。

私自身、転職するために新卒1年目で辞めてしまい、履歴書や職務経歴書では書くことがほとんどありませんでした。学歴は三流大学もいいとこで、新卒なのでスキルや経験もないに等しいでしょう。

面接に強いというわけでもなく、むしろ人前で話すこと(アウトプット)が苦手で面接は大嫌いでしたが、第二新卒としての面接対策をしっかり行ってきたことで、志望する会社に転職できたのだと思います。

▼当時の経験談はこちら

そんな面接が苦手でスキルも経験もない私が転職できた、面接で重要な心構えと気を付けておきたいポイントを対策を織り交ぜながら解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

第二新卒の転職で面接を成功させる3つのポイント

私が実際に面接で心がけていたことや、面接官となって感じたことは次の3つでした。

転職理由ではネガティブな発言はしない

新卒で転職をしようと思ったり、早期退職をしてしまった理由はネガティブなことが多いでしょう。

  • 仕事が合わなかった
  • 上司や人間関係が嫌だった
  • 給料や福利厚生に不満があった
  • 激務で身体を壊した
  • 自分に向いていないと思った

ですが、上記のようなマイナスな理由を面接でストレートに言ってしまうことはNGです。

こういった理由は必ず繰り返される要因だと思われ、「うちに入っても同じようなことがあれば辞めてしまうのでは」とマイナスな印象しか与えません。

大切なのは「辞めた理由」ではなく「仕事を変える理由」です。

新卒の転職では、前職を辞めた理由を面接で必ず聞かれます。その意図には、「次の会社に入ってもまた辞めてしまわないか」「そもそも働く意欲があるのか」を選定しているのです。

「転職をして実現させたい理想がある」「その会社に入って成したいことがある」のような、その転職に目的があることを伝えることが大切です。

退職した理由にフォーカスするのではなく、入社への意欲やこれからに目を向けることが面接成功のカギになります。

自分がその企業に適しているかアピールする

若手がすぐに辞めてしまう現代では、実は転職市場では「第二新卒」は人気があります。

とはいえ、リスクがあることも企業側は知っているため、新卒で転職を希望してきた人材選びは慎重になります。だからこそ、志望する企業にとって自分がどう適しているかをアピールできるかが重要なポイントになります。

職種のミスマッチはないか、仕事の適性はあるか、特に働き方に対する適性が重要視されるからですね。

転職の面接では、自分の強みやその会社で貢献できることをアピールするのが基本ですが、早期退職や第二新卒の場合、企業はあなたがその会社で働き続けて定着してくれることを望んでいます。

面接でそれをうまく伝えることができれば、成功する確率はグンと上がるはずです。

【働き方への価値観を見つけた私の体験談】

私が転職する前にいた会社は「年功序列」で、やってもやらなくても評価されることのない会社でした。

自分の可能性を試したいと思っていた私が選んだ転職先は、実力次第で若くても上に上がれる会社であり、やらなければどんどん落ちていくような会社でした。

そんな会社体系が私の求めるものと一致していました。

また、前職は基本的に直接誰かに喜んでもらえるような仕事ではなかったため、やりがいや仕事をする楽しさというものを感じることは皆無でした。私は人と直接接して喜んでもらえるような仕事を望んでいたことに気づくことができました。

それは、初めて就職をして、働いていたことで見つけた自分の価値観だったと思います。

第二新卒の転職の目的は「内定」を取ることではなく、楽しくイキイキと働けることが目標だということを忘れないでください。

「本気でその会社に入りたいか」という意思を示す

正直、志望する企業や仕事に対する「本気度」が一番大切なことでしょう。

それは、たとえ複数会社を受ける場合でも、一社一社を本気の姿勢で臨むということです

私は当時、他の会社を受けず一社だけに絞って転職活動をしていました。その会社に入りたくて前職を辞めたので当然ですが、落ちたらどうしようという状況でした。

普通は、在職中に転職活動をするというのがセオリーですが、同時進行が苦手だった私は先に退職をしてしまいました。日程上の仕方ない理由もありましたが、我ながらかなり無謀でした。苦笑

それだけその会社に入ることに集中したかったんです。よく言えばそれだけ本気だったということです。

もちろん、面接では早期退職した理由を相当突っ込まれましたし、最終面接では何もかもを見透かされたように問われ、正直ダメだとも思いました。

ですが、その会社で働きたいこと、実力主義のその会社で自分を試したい正直な気持ちや、これからの自分にフォーカスした前向きな発言をし続けました。

伝えることが苦手な私でしたが、逆に1年目で新卒の会社を辞め、履歴書に傷がついてでも転職したことを逆手に取って臨み、後日「内定」を言い渡されました。

あとで聞いた話ですが、早期退職を後ろ向きに捉えず、その会社で頑張りたい気持ちが伝わったとのことでした。

人は何事でも本気で望めば、気持ちが入り姿勢が変わります。それは必ず周りの人たちは感じ取ることができますし、人を見ることに長けている面接官なら尚更です。

第二新卒で求められる基準は、経験やスキルではなく、ポテンシャルや意欲であり、そこに意志があるかどうかです。

あなたが選んだ会社には、必ず選んだ理由があるはずです。良い格好しようとせず、やる気や働く意欲を見せることが面接を突破するカギです。

第二新卒の面接対策で忘れてはいけないこと

第二新卒の面接ではビジネスマナーが重要!

企業側が第二新卒に求めることは「若さ」や「ポテンシャル」ですが、そもそも第二新卒には社会人としての基礎やビジネスマナーが身についていることを前提にしています。

そのため、社会人としての基礎が身についていない学生気分の新卒は、面接では必ず落とされます。

第二新卒といえど、一度社会に出れば立派な社会人です。

面接では社会人としての態度や言葉遣いに気をつけると同時に、元気よくあいさつをするなどの一面も見せるようにしましょう。

面接では逆質問を必ず用意する

面接時には、逆質問を用意しましょう。

新卒での転職では、転職したい会社でのやる気や働く意欲といったものが求められます。面接時にただ質問に答えるだけではなく、こちらからの逆質問を容姿しておくだけでも意欲があることが伝わり、関心も強まります。

用意する質問のポイントは、「経営理念は?」「社風は?」といった漠然としたありきたりな質問ではなく、その企業に本当に興味を持っていることが伝わるような具体的な質問を用意しておきましょう。

企業研究をした上で気になることや、仕事の進め方などの働くイメージを明確にする質問がよいですね。「よく勉強している」「働く意欲がある」という好印象につながりやすくなります。

「残業時間」「休みは取れるのか」などが気になる場合は、ある程度面接が進んだ頃に「入社後の生活イメージをつけておきたいのですが、忙しい時期と余裕のある時期の差を教えていただけますか」というように聞くと、不信感を抱かれにくいですよ。

まとめ|第二新卒の転職では面接対策は念入りに!

第二新卒の転職で面接の大切さは言うまでもありませんが、だからといって対策を打つのも簡単ではありません。

自己分析や企業研究を入念に行い、自分の軸をしっかり持ってあらゆる質問にも答えられるように対策や練習をしておくことが大切です。

面接突破をより確実にするために、「マイナビジョブ20's」などの転職エージェントなどを利用するのもよい方法です。

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転職エージェントの利用や登録はすべて無料で、企業に合わせた面接対策を行ってくれますし、模擬練習などもしてくれます。本番で緊張しないためにも雰囲気や質問に慣れておくことも大切ですからね。

また、実際に第二新卒の面接では聞かれることについては、以下を参考にしてみてください。

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