転職活動でリクルートスーツしかないのはNG?面接での服装の心得!

これから転職活動を始める方で「リクルートスーツしかない!」と、ドキッとしたあなた。転職などの面接に着ていく服装で悩んでいませんか。

実際、スーツを着る仕事でない限りビジネススーツを持っていない方も割といますし、リクルートスーツで面接に臨まれる方は割と多いです。

  • 面接があるのにリクルートスーツしかない
  • 第二新卒はリクルートスーツでOK?
  • 30代でリクルートスーツはまずい?

本記事では、こんな悩みや疑問にお答えします。

ネットの情報も賛否両論ですが、20代や第二新卒ならリクルートスーツでも問題ありません。

ただし、服装や身だしなみで相手に与える印象は大きく変わることも事実であり、転職活動での服装に注意しておかなければ、第一印象で不採用になる可能性もグッと上がります。

特に、30代の場合は相応の人物像を求められるので、体型に合わせて新しく新調しましょう。ここでケチってはいけません。

この記事では、新卒1年目で転職してから採用担当も経験した私が、特に20代や第二新卒の転職における服装(スーツ)の疑問を解決しながら、転職成功率を引き上げる服装をご紹介します。

あなたが初めての転職活動で、面接に着ていく服装で悩んでいるのであれば、読んでおいて損はありませんよ。

目次

転職活動でリクルートスーツしかないけど大丈夫?

面接に着ていく服装で、以下のように悩んでいる第二新卒は意外に多いです。

  • ビジネススーツを着た方がいいのかな
  • 就活のときのリクルートスーツしかない

転職自体初めての方が多いでしょうし、キャリアも経験もないので”真面目な印象を持たれたい”と考えるのが普通です。

しかし、そもそも「リクルートスーツ」というものは存在しません。

リクルートスーツはそもそも存在しない?

今でこそ就活時に着用するイメージが付いていますが、「リクルートスーツ」は普通のビジネススーツの一種で、スーツ量販店やアパレル業界で大量販売を目的に、就職活動などの時期に需要者に対してわかりやすくネーミングしただけなのです。

「リクルート(求人、就職活動)におすすめのスーツです!」といった販売目的から「リクルートスーツ」と呼ばれ、就活用として大々的に売り出したためにそのイメージが広がってしまった、というわけですね。

そのため、転職活動でリクルートスーツ(=ビジネススーツ)を着ていても問題はありませんし、あえて購入する必要もありません。

20代や第二新卒の転職でリクルートスーツの印象は?

20代や第二新卒の転職で「リクルートスーツはよくない」と言われるのは、採用企業や世間一般では「就活生」のイメージが付いており、頼りない印象を持たれることが多いためです。

採用担当は転職希望者の服装や見た目で、自分の会社で働く姿をイメージします。

第二新卒といえど、社会に出て社会や仕事を学んできていることを想定しているため、「学生気分が抜けていないのでは」「自分は新卒だから」と社会人としての自覚が問われてしまうからでしょう。

就活時のリクルートスーツしかない場合は改めて買う必要はありませんが、就活生に見えないような工夫が必要です。

また、第二新卒が転職活動や面接で印象をよくするためには、服装だけでなく、ある程度のビジネスマナーも必要になります。

服装(スーツ)の印象は面接の合否を左右する

「面接はドアを開けた時からすでに始まっている」

と言われて、あなたはどうでしょうか。

第一印象から面接官にポジティブな要素を伝えられると、それだけでも転職を自分に有利な状況へ持ち込めます。

「人の印象は見た目で決まる」と言われるように、まず初めに印象を与える「服装」が話の内容や人柄を判断させてしまうということを覚えておきましょう。

人は見た目が9割?第二新卒の面接で大切な印象心理

20代や第二新卒の転職活動では、一番大切なのは面接ですね。

特に面接では印象がとても大切です。

人の第一印象は心理学的に次の3つの要素で決まり、「人は見た目が9割」と言われています。

人の印象を決める3つの構成要素
  • 視覚(見た目)55%
  • 声(表情)38%
  • 言葉(話す内容)7%

「声」は本人の意志に関係ないため内容要素ではなく、発するときの表情などから「見た目」の外的要素と判断されます。

そのため、この最初に受けとれる「見た目」と「声」の外的要素で、その人の印象が決まってしまうのです。

さらに、第一印象の約6割を占める「見た目」は出会って3〜5秒で決まるとされ、第一印象は頭の中でその人を位置づけ、その印象はなかなか消えるものではありません。

服装は相手に働くイメージを持たせる

あなたは初めて社会に出る学生ではなく、もう社会に出ている社会人なのだということをまずは自覚しておきましょう。

企業が転職者を面接するときには、その人との相性や実際に会社で働く姿をイメージして採用を判断します。

第二新卒に求める「入社意欲の高さ」や「ポテンシャル」がいかに高くても、希望する会社と働くイメージや方針が異なると落とされる可能性は大いにあるということです。

企業側は新卒の早期退職を繰り返してほしくないわけですから、他の会社で失敗してしまっても、当社ではきちんと育ってほしいという思いがあります。

働くイメージが異なると、「また辞めてしまうのでは」と思うのも当然ですよね。

つまり、いかに企業側に自分が働いている姿をイメージしてもらうかが大切なのです。

もしも初めての転職である場合は、就職活動と転職活動の違いをしっかり頭に入れておきましょう。

面接官が20代や第二新卒の服装(スーツ)で判断すること

第二新卒の転職で面接官が「服装」に対して判断することは、以下の2つです。

  • 社会人としての意識があるか
  • 清潔感は最低限のマナー

では、この2つについて詳しく解説しましょう。

社会人としての意識があるか

まず見るポイントとしては、社会人としての常識のある服装かTPOに適した服装かなどを第一印象で判断しています。

第二新卒に求められるのは「若さ」としてのポテンシャルですが、それは社会人としての基本的なマナーがあることが前提です。

近年、個性を主張する方がいいと言った傾向もあり、派手なスーツや流行を取り入れた服装で転職活動に臨む人がいますが、個性を履き違えていてはいけません。

清潔感は最低限のマナー

よく「清潔感」というのを履き違えている人がいますが、清潔にしている=清潔感ではないということを注意しておきましょう。

身体を清潔にしているかどうかは自己解決であり、周りの印象に対する清潔感とはわけが違います。

清潔感とは「相手に不快な思いをさせないこと」です。

一般的には「身だしなみ」のことを指し、髪、ヒゲ、肌、口元、臭い、服装、持ち物の状態などで 、きちんと髪が整えられていなかったり、服がヨレヨレでは見るからに不潔な印象を相手に与え、不快にさせます。

転職活動においても清潔感は最低限のマナーであり、社会人としての常識を問われる問題でであるということを意識しておきましょう。

第二新卒の転職で印象を上げる服装(スーツ)とは?

第二新卒でなくとも、転職活動における服装というと職種や企業にもよりますが、「スーツ」が一般的ですね。

採用側に見られることを考えれ、第二新卒の転職活動において「服装」一つ気をつけておくだけで、採用の可能性を大きく変えることを忘れてはいけません。

そのため、男性・女性ともにまずはスーツをベースに考えましょう。

転職活動のスーツ<男性>

男性であれば、迷うのはスーツの「色」や「柄」ですね。

色は面接などでは、基本的には「黒」か「ネイビー」を着ていきましょう。

グレーは年配者が着ることで落ち着きと深みが出ますが、20代や第二新卒が着ると、「派手さ」や「チャラつき」が出て好ましくありません。

柄はシャドーストライプ程度ならOKです。

黒であれば無地だと就活生をイメージさせてしまうため、薄いストライプのあるものがよいでしょう。

ただ、就活時のスーツしかない場合は、今後会社で着ることを考えてこの際に購入するのもよいでしょう。

人により事情は異なりますが、スーツで仕事をする職についた場合は最低でも2〜3着は購入しておきましょう。

仕事をする上で就活時のリクルートスーツしか持っていないのは、社会人としての自覚が足りません。

会社員であれば毎日スーツを着るわけですが、同じものを毎日着ていては仕事で関わる人にだらしない印象を持たれてしまいます。

スーツを着ることがほとんどの男性は、仕事では本来スーツは何着か持っておくのが基本です。

転職活動のスーツ<女性>

女性であれば、スーツの色は「黒」か「グレー」がよいでしょう。

女性の場合はストライプが入ると男性と違った印象をもたれるため、リクルートスーツや無地のものが無難です。

そのため、女性はインナーやパンプス、髪型などの総合判断で区別します。

中のシャツは、ワイシャツは就活生の印象を持たせてしまうため、ブラウスやカットソーで社会人としての服装をアピールしておくとよいでしょう。パンプスや髪型は、就活時よりも大人っぽくすると好印象です。

女性はスーツに「パンツ」か「スカート」かの議論が出されますが、基本的にはどちらもOKです。

ただパンツが好ましくないとされるのは、スカートの方が女性らしい柔らかい印象をアピールできるためです。

パンツスタイルは固く誠実な印象を与え、スカートは柔らかい印象を与えます。業界や受ける会社に合わせて変える方がよいですね。

迷ったら「どんな印象を持ってほしいか」で判断しましょう。

20代や第二新卒の転職活動で意識しておきたいこと

転職活動や面接時の服装で大切なことは、「相手にどんな印象を持ってもらいたいか」です。

服装に正解はありませんが、第二新卒であっても社会人としての自覚は忘れてはいけません。

社会人としての自覚は意外と持てていない人が多く、第二新卒は社会人経験があることを前提にしているということをくえぐれも忘れないようにしておきましょう。

そういったことを直接教えてくれたり、書類や面接指導をすべて無料でしてくれるのが「転職エージェント」です。

求人紹介だけでなく、専門のところであれば転職が初めての第二新卒に寄り添ったサポートと、企業へのアプローチをしてくれます。

第二新卒なら転職エージェントはなるべく使う!

20代や第二新卒の初めての転職であれば、積極的に転職エージェントは使うべきです。

登録・利用はすべて無料なので損はありませんし、服装や面接練習などはもちろん、企業がどんな人を欲しがっているかを教えてくれます。

以下は、私も実際に使ってよかったおすすめの「第二新卒向けの転職エージェント」なので、一度相談に乗ってもらうとよいですよ。

転職活動や面接時の服装は業界や会社の色にもよるところもあるので、一度業界に詳しい転職エージェントに相談してみるとよいかもしれませんね。

迷ったときは、第二新卒や20代専門で「はじめての転職」でも安心サポートのマイナビジョブ20's がおすすめです。

転職エージェントでは、転職についての相談から転職できるまでの代行業務、ブラック企業を省いた求人の紹介、書類添削、面接対策までを無料でしっかりとサポートしてくれます。

本当に転職をしたいと考えているのであれば、できるだけの準備をしておきましょうね。

なお、具体的な転職活動の進め方はこちらを参考にしてみてください。

転職エージェントに行くときの服装はスーツ?

転職エージェントの面談(カウンセリング)には「どんな服装で行ったらいいの?」という質問が多いですが、基本的に私服・スーツのどちらでも大丈夫です。

転職エージェントはあくまで転職先を決めるところなので、カウンセリングや情報収集などを行います。面接ではないので、かしこまる必要はありません。

中には、私服でOKと親切に記載がある転職エージェントもあります。

転職活動でリクルートスーツしかない場合のFAQ

30代で転職時にリクルートスーツしかないのは大丈夫?

30代の場合はある程度の社会人経験を求められるため、リクルートスーツは避けた方がよいでしょう。

工場勤務やサービス業などでスーツを着る機会がない人でも、就活時に使用していたリクルートスーツでは新卒のような印象を与えかねないため、安いものでよいので新しいものを購入しましょう。

転職活動でユニクロやGUなどのスーツでもよいの?

選択肢として取り入れるのは問題ありません。

ただし、サイズやフィット感など通常のスーツよりも見劣りする可能性があります。そのため、以下の点に注意して購入しましょう。

  • 身体にフィットするものを選ぶ(ジャストサイズ)
  • できればカスタムオーダーする
  • おしゃれ用などのデザイン性が高いものは避ける
女性が転職活動で着るスーツのインナーは?

女性がスーツの下に着るインナーには、レフ版効果で顔栄えもする白系や淡い色を選ぶとよいでしょう。シンプルで清潔感があるため、どんなシーンでも好印象に見られやすい定番色です。

形状は襟付きのシャツがおすすめです。派手な色やフリルがついてるようなものは絶対に避けましょう。

心配な方は、無地で控えめなデザインのインナーを選んでおけば問題ありません。

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