アパレル販売員の仕事に憧れる人は多いです。服が好きで毎日おしゃれをして働く姿はとてもステキですよね。
一方で、アパレル販売員の大変さを知り、「向いてない」と悩んだり、将来性に不安を抱えて転職を考える人もたくさんいます。
このページでは、「アパレルに向いてない」と悩んだときに考えるべき将来性と転職の方法についてご紹介します。
転職は不安な方も多いと思いますが、異業種への転職やまだいろいろな仕事への可能性がある20代の方は、早いうちに行動しておくことが大切です。
アパレルを辞めたい?「向いてない」だけじゃない将来性の不安
アパレル販売員・接客業の過酷さ
「服が好き」「アパレル販売員に憧れていた」など、アパレルの仕事がしたくてこの業界に入ったのに、実際に働いてみると「向いてないかも」と感じてはいませんか?
実は、アパレルなどの「小売業界」は人の出入りがもっとも激しく、「向いてない」と感じる人以外でも辞める人や転職する人が後を断ちません。
というのも、お客さんやアパレル業界に入った人以外は、表向きの楽しそうな販売員の姿しか見ておらず、アパレル販売員のストレスや裏仕事の大変さを知らないことが原因です。
アパレル販売員の仕事というのは、ノルマや立ちっぱなしの毎日・体力勝負に追われ、肉体的にも続けていくのが難しい仕事でもあります。
中でも、いろいろな人との接客やクレーム対応、スタッフ同士のいざこざなど、精神的につらいことも多いため、「向いてない」「辞めたい」と思ってしまう人が多いのです。
アパレル販売員・接客業の将来性
アパレル販売員からの転職を考える人でもっとも多いのが、「待遇や将来性の不安」です。
アパレル販売員の給料は、人の出入りが激しく誰でも働けてるため、どこのブランドでも全体的に低いです。
基本的にボーナスや退職金はなく、長く続けていくには厳しい業界でもあります。
「デザイナー」や「パタンナー」などの技術職などの仕事に転職できれば、長く勤めていくことはできますが、基本的にアパレル販売員から正社員になることすら難しく、途中で辞めてしまう人が多いのです。
また、休みも不規則で、連休などが取れないことから、プライベートを充実させたい人には向いてない職業かもしれません。
本当に向いてないのか|きっかけと将来性をもう一度考えてみる!
アパレルに向いてない、辞めたい、という人は、以下のように現場だけでなく、将来的にも不安を感じているからではないでしょうか。
- アパレルの仕事に憧れたけど、接客は向いてないかも…
- 販売員の仕事を続けるのがつらいし、将来が不安
- アパレルの店長をするには自分じゃ不向きかも
アパレルの仕事に向いてないと思ったのは、いったい何が原因なのかもう一度よく考えてみましょう。
正直に言いますと、アパレル業界へは入ることは割と簡単ですし、何度でも入ることができます。
しかし、またアパレルの仕事をするのなら、今のまま継続して経験を積んでいた方が良いというのが事実です。
いずれは店長になり、経験を積んで本社で勤務し、「自分で服をデザインしたい」「いろんな服を世界中の人に知ってほしい」など、叶えたい夢や目標が実現しやすくなります。
向いてないと感じた原因は何か
あなたが「アパレルに向いてない」と感じた原因はなんですか?
例えば、
- 接客で大きな失敗をしてしまった
- 店長として人をまとめられない
- 毎月のノルマを達成できない
など、自分が「向いてない」と思うことは人それぞれにあります。
何かの失敗をしたときや大きな壁にぶち当たったときは、そのことだけに捉われて周りが見えなくなってしまいますし、自身も無くしやすいです。
ですが、そういうときこそもう一度よく考えて、「これを乗り越えれば成長できるかもしれない」「アパレルで将来やりたいことや目標がある」と考えられないでしょうか。
いっときの感情や失敗で「向いてない」と判断するのは、少し早すぎるかもしれません。
- なぜアパレル業界へ入ったのか
- アパレルの仕事をやめて後悔しないか
これらをもう一度よく考えて、本当に向いてないのかを整理してみましょう。
もし、「このまま続けたら身体を壊してしまう」「やっぱり接客は向いてない、別の業界でなら成長できる」と感じるのであれば、転職をしても後悔はないでしょう。
向いてないのは「販売員」?それとも「アパレル業界」?
「アパレルに向いてない」と一言に言っても、販売員などの接客業務が向いてないだけで、アパレル業界の仕事全体が向いてない訳ではないかもしれません。
というのも、アパレルの業界の職種はたくさんあり、「デザイナー」「パタンナー」「MD」「バイヤー」「プレス」など、そのほかにも様々な職種があります。
アパレル販売員に向いていないと感じていても、環境や職種を変えれば向いているかもしれません。
もちろん未経験では難しいかもしれませんが、「派遣」や「アシスタント」といった形では転職しやすくなります。今の職種に向いてないけどアパレル業界にはいたいと思うのであれば、「アパレル専門の転職サイト」などを利用してみてはどうでしょうか。
アパレル専門のキャリアアドバイザーに相談してみると、違う未来も見えてくるかもしれませんよ。
【アパレル専門の転職サイト】
- アパレル業界特化のパルド
- アパレル派遣なび
アパレルの求人・転職なら!ファッショーネ※サービス終了
辞めたいならアパレルの経験を活かした転職をしよう!
「アパレルの仕事が向いてないから、別の業界で一から頑張ろう」と思う人は多いはずです。
例えば、「アパレル」を辞めて、安定している「事務」に転職したいなど、こんなふうに考えた場合、異業種への転職は早いうちに行動した方が転職活動はうまくいきます。
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基本的に異業種への転職は、年齢を重ねるごとに難しくなります。
ある程度年齢を重ねた人は吸収が遅く、育てにくいというデメリットがあるからです。
そのため、異業種からの未経験者を採用した場合、若ければ若い方が企業も育てやすく人材としての価値も高いのです。
あなたが第二新卒であった場合、より転職活動は成功しやすいでしょう。
しかし、若いとはいえ「転職」に不安があるのは確かです。
「また向いてないと感じるかも」「職歴も短いし」「未経験だけど転職できるの」など、転職する不安は挙げたらきりがありません。
誰でも、なるべくリスクのない転職をしたいと思うのが普通です。
そこで、リスクの少ない転職をするためにやっておきたい2つのことがあります。
それが、
- 今までの経験で活かせることはないか整理しておく
- 転職したい企業・職種で求められることを分析しておく
この2つ、ようは「自己分析」と「企業研究」です。
自己分析
一から再スタートしたいと考えても、就職活動と違い、転職活動では「これまでの経験をどう活かせるか」「これまでの経験で会社にどう貢献できるか」ということを軸にアプローチしていかなければなりません。
就活のときは、職歴などがないため、主に「ポテンシャル」や「人格」で採用を決めることがポイントでした。
しかし、転職活動は一度は社会に出ている人が対象のため、「その会社での貢献度」や「活かせる経験」が大切になります。
活かせる経験というのは即戦力にもなりますし、違う視点からの貢献ができることがあります。
「アパレルに向いてない」と思っていても、それまで続けてきた経験と身につけたスキルがあるはずです。アパレルで学んだことや経験を棚卸しして、次に活かせるものはないか整理しておきましょう。
これが「自己分析」になります。
企業研究
もう一つは、その企業が求める人物像・経験など、求めていること(ニーズ)を把握しておくこと。これが「企業研究」になります。
例えば、アパレル店長をしていて「人をまとめるのがうまい」「リーダーシップがある」といった強みがあったとします。
しかし、企業側が求めるのは「人をうまくアシストできる人」のような人物や職種だったとしたら、自分の強みや経験をきちんと評価してもらえないこともあります。
転職活動において大事なことは、自分の強みを知り、それを求める企業とうまくマッチすることです。
企業が求める人物像や経験は何なのか、自分が持っている要素でその企業で働いていけるかなど、きちんと転職したい企業の情報を集めておくことが大切です。
転職活動で大切なのは「情報収集」!
転職成功のカギを握るのは、うまく企業とマッチするための「情報収集」が大切です。
アパレルの仕事が向いていないからと、ほかの接客や販売員が向いてないとも限りません。
違う職種に転職するにしても、「こんな仕事もあるんだ」「これなら今までの経験を活かせそう」「この業界ではこんなに募集企業が多い」などの、新しい可能性を広げることもできます。
しかし、いざ転職するにしても、
- どのように転職活動をしたらいいのか
- 情報はどうやって集めたらいいのかわからない
という人も多いと思います。
ましてや、「アパレルでずっと働いてきたから他の業界のことはわからない!」という方も多いはず。
そこでおすすめなのが、「転職エージェント」などの転職支援サービスを利用して情報収集・転職活動を行うことです。
転職支援サービスというと、「転職サイト」を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、転職サイトはあくまで自分一人で行うものです。
反対に「転職エージェント」とは、プロのアドバイザーやキャリアカウンセラーが担当者として付き、転職の相談や内定までのサポートをしてもらうことができるサービスなんです。
たとえば、
- 自己分析や適性を判断してくれる
- あなたに合った求人や企業をピックアップ
- 転職に関する不安や悩みの相談に乗ってくれる
- 入りたい企業や知りたい情報を詳しく教えてもらえる
- 書類の書き方や面接の対策までサポート
- 今後のキャリアや人生相談もしてくれる
などのサポートを、無料で受けることができます。
転職エージェントは、企業側から広告費や紹介料でお金をもらっているので、私たち利用者はいっさいお金がかからない仕組みになっているのです。
エージェント側も一生懸命転職をサポートしてくれるので、転職活動をうまく進めることができます。
特に今では、第二新卒や20代向けに特化した転職エージェントもあるので、ぜひ利用してみてください。
最後に、私も利用していたおすすめの転職エージェントをご紹介します。
20代、第二新卒の転職におすすめの転職エージェント!
最後に、アパレルが向いてない…という悩みを相談しやすい転職エージェントをご紹介します。
20代専門の大手マイナビが提供する「マイナビジョブ20's 」です。
20代の若者を対象にしたサポートで、第二新卒や20代で転職に悩む人を専門に、独自の適性診断や転職できるまでの手厚いサポートが受けられます。
全国に拠点を持ち、第二新卒や20代が相談しやすい転職エージェントです。
「アパレルに向いてない…」などの悩みも相談にのってくれるので、転職に迷ったら利用してみるとよいでしょう。
ちなみに、転職エージェントや転職サイトは複数利用するのが一般的です。
それぞれに良さや使いやすさがありますので、他のエージェントを見てみたいという方は「使ってよかった第二新卒におすすめの転職サイト・エージェント」を参考にしてみてください。
アパレル・接客業に向いてないと感じる人へ
誰でも仕事がうまくいかないときや、つらいとき、向いてないと考えてしまうものです。
もちろん努力で続けることもよいことですが、向いてないと判断したらスッパリと切り替えることも大切です。
不安や悩みが続くのは、他の選択肢や希望が見えていないから。
アパレルや接客業に向いてないと感じたら、転職活動で視野を広げておくことで、仕事の悩みや将来的にも不安がなくなるかもしれません。
▼いきなり本格的な活動は不安という方は、「初めての転職は怖い?第二新卒で失敗しないための準備マニュアル」で視野を広げるのがおすすめです!