新卒で入社した会社だけど、すでに辞めたい・転職したいと考えている人は多いです。
しかし、世間的な評価や自分のキャリアのなさから、第二新卒の転職は不利なのでは?と疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、第二新卒の転職が不利になる要因と合わせて、転職で不利にならないための方法をご紹介します。
私も入社1年の第二新卒で転職をしましたが、はじめに言っておきたいのが、”不利・有利に関わらず自信を持って転職に臨んでほしい”ということ。
確かに第二新卒の転職が不利になるケースもあるが、不利になる原因を知ることで有利に転職できるケースもあるからです。
新卒との違いは?第二新卒は転職に不利なの?
そもそも”第二新卒”とは、学業卒業後に新卒入社して3年以内の者、もしくは25歳くらいまでの早期退職者を言います。
新卒者との違いは、一度でも就業経験のある者、どんなに短くても就職したことがある人を前提にしていることですね。
そのため”第二新卒”は、企業によっては新卒採用枠での応募も可能ですが、基本的には中途採用枠(第二新卒枠)の応募となるため、キャリアやスキルのある転職者よりも不利になると言われているのでしょう。
第二新卒が転職で不利になる原因は?
キャリアが浅くアピールポイントが少ない
一般的に第二新卒が不利になる原因として、キャリアとなる経験やスキルが少なく、採用側にアピールできるポイントが少ないことです。
仮に3ヶ月や6ヶ月で退職してしまった場合、どういった仕事をしながら「こういった経験を積んだ」「○○で活躍できるスキルを得た」といったアピールには説得力がありません。
入社した企業が大手や有名企業であれば、はじめの数ヶ月が研修であることが多いです。
そのため、転職先で活躍できる経験やスキルが乏しく、他の転職者よりもアピール要素は少なくなってしまうのです。
採用担当に「またすぐに辞めるのでは」と思われがち
第二新卒が退職する理由はさまざまですが、職歴が数ヶ月や1年未満だと、採用側には「またすぐに辞めるのでは」と不信感を抱かれやすいです。
会社都合や過酷な労働環境下にいた場合は例外ですが、「忍耐力がない」「嫌なことから逃げたのでは」と思われてしまうのは仕方がありません。
企業側としても採用してから研修や必要な経費など、新卒に一番コストをかけています。
それをすぐに辞められてしまうと、企業としての利益だけでなくたくさんの機会損失があるため、できるだけ辞めない人に来てもらうのは当然のことですね。
”石の上にも3年”と言われるように「続けること」を美徳としてきた人たちには受け入れがたい事実でもあることを認識しておきましょう。
自分の市場価値や適性を理解していない
第二新卒で転職する新卒のほとんどが、転職自体はじめてになるでしょう。
転職活動において大切なことは、自分の適性や能力を把握し、企業の情報をしっかりと研究した上で、自分にマッチする仕事を見つけることです。
しかし、第二新卒の場合は経験やスキルが少ないため、自分の能力や適性などを把握しにくいですよね。
また、社会的にも経験が少ないことから、企業情報の確保やどういう視点で転職活動するべきかが未熟なため、第二新卒は転職で不利になるケースも少なくありません。
第二新卒が有利に働く点は?
第二新卒は一方的に”転職に不利”だと思われがちですが、いっぽうで有利な面もあります。
むしろ、この第二新卒にしかない有利な面こそが、転職で他者との差をつける強みでしょう。
第二新卒の強みは”若さ”と”ポテンシャル”
第二新卒という名称が普及している通り、第二新卒は転職市場でも多くの需要があります。
というのも、人手不足が現代の問題である企業にとっては、たとえ経験やスキルがなくとも若くてこれからの将来性を期待できる人材の方がはるかに欲しいからです。
スキルやキャリアを有する人材というのは、正直いつでも採用するチャンスはあります。
しかし、新卒採用を逃した企業や若手が集まらなかった業界にとっては、第二新卒は非常に価値が高いのです。
新卒よりも育成にコストがかからない
第二新卒は、一度会社へ就職しているので、社会人としての基礎研修やビジネスマナーなどを学んでいることがほとんどです。
そのため企業側には、新卒者のように1から教える必要がない分、育成コストを安く抑えることができるメリットがあります。
基本的なビジネスマナーやある程度の社会的経験があることが前提ではありますが、新卒よりも育成コストが抑えられる第二新卒は、新卒よりも有利に働くことも少なくありません。
第二新卒が不利にならないための転職活動とは?
第二新卒の転職が不利になる場合として、採用担当から不信に思われる人には共通する特徴があります。
「この子はまたすぐに辞めるだろう」「うちの会社ではやっていけない」といった悪い印象を持たれやすいパターンとして、
- 自分の否を認めず、素直さに欠ける
- 転職する目的があいまいで不明確
- 自己分析や応募企業について調べていない
という共通した特徴があります。
これらの印象を持たせずに、第二新卒を不利にさせないための方法をしっかりと実行することで、第二新卒の転職を成功させることができるでしょう。
自己分析とキャリアプランを明確に
第二新卒の転職において、企業が求めるのは「将来性」と「定着性」です。
自分のやりたいことやできることをしっかりと理解し、将来どうなりたいかのイメージが具体的にできている人は、採用されやすい傾向にあります。
スキルや今できることが少なくても、自分のキャリアプランや転職の目的となる”軸”がしっかりアピールできれば、その会社で働く姿をイメージさせてくれますよね。
また、転職の目的やキャリアプランがしっかりした人であれば、企業側にも「入社後も辞めないでい続けてくれるだろう」と思ってもらいやすく、定着性も問題ないと判断されます。
- 転職の目的を明確にしておく
- やりたいこと・できることをはっきりさせておく
- 自己分析ほど入念に!
企業情報や採用傾向をしっかり分析
転職活動は”情報戦”と言われるほど、転職情報が欠かせません。
転職したい企業はどんな募集を行っていて、どんな人材を欲しがっているかをしっかり分析し、自分にマッチした企業を見つけ出すことが成功のポイントになるからです。
しかし、転職が不利になる第二新卒の多くは、転職・退職理由があいまいで、次に行きたい企業もよくわかっていないことがあります。
そのため、なんとなくで入れそうな企業を選んだり、企業側の求めることを理解しないまま面接に臨んで、撃沈される人もいるでしょう。
企業研究などの分析をしっかり調べることができれば、その会社への理解や興味を持って来てくれていることも伝わり、プラスのイメージを持たれやすいですね。
また、転職後のミスマッチを防ぐことにもなるため、第二新卒ほどしっかり情報収集を行うべきなのです。
- 入りたい企業の分析はしっかり行う
- どんな人材を欲しているのかを理解する
- 同じ職種や業界でも他社との違いを明確にする
転職エージェントの活用で第二新卒を有利に変えよう
第二新卒の転職を有利に運ぶためにも、転職エージェントの利用は必須です。
第二新卒の弱点となる”経験不足”や”転職の意志”を補うためには、「自己分析」と「企業研究」をしっかり行う必要があるためですね。
自分のやりたいこと・できることや、企業との相性・今後のキャリアなどが明確になることで、採用される可能性は上がり、入社後のミスマッチを感じることもありません。
転職エージェントでは、一人では難しい「自己分析」と「企業研究」を、客観的視点を交えつつ一人一人に合わせて手伝ってくれます。
求人探しや履歴書・面接などもしっかりサポートしてくれるので、第二新卒の転職も有利に運ぶことができるはずです。
第二新卒の不利を有利に変える転職エージェント!
第二新卒が利用する転職エージェントを選ぶポイントとして、第二新卒や20代に特化していることが重要です。
一般的な転職エージェントは誰でも利用できる分、普通にキャリアやスキルのある転職者がライバルになるため競争も厳しくなります。
求人やサポートもその人たち向けに多く用意されているため、第二新卒は肩身が狭く、不利になってしまうことも少なくありません。
ですが、第二新卒や20代に特化している転職エージェントであれば、20代の転職市場を熟知したプロがサポートしてくれますし、保有する求人は第二新卒向けばかりです。
転職エージェントは全て無料なので、転職活動の際は活用することをおすすめします。
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第二新卒の転職が不利になるかは自分次第!
結論として、転職で不利になるかは自分次第です。
たとえ第二新卒でなくても、どんな状況下でも転職に不利になる人は大勢います。
そんな中でも転職できるかどうかは、きちんと自分の状況を受け入れ、そこから今後とキャリアをしっかりと見つめ直し前進することです。
社会人1年目だとしても転職できる第二新卒はたくさんいますし、今やサポートしてくれるサービスも充実しています。
ましてや、第二新卒は転職市場での需要も高いですし、本当に不利な人たちからすれば羨ましいポジションにいることでしょう。