人生を変える本から学ぶ|転職に迷う20代におすすめの3選!

転職したいけど、新卒だし続けた方がいいのかな、どうしたらいいんだろう、

新卒入社1年目で転職した僕は、当時なかなか転職することに踏み込めませんでした。不安や心配になることばかり増えていき、その一歩を踏み出すまでに数ヶ月かかったことを覚えています。

しかし、書店で見つけた本(というよりそういう本を探していたんです、きっと)に僕は救われました。

自分が悩んでいた心のほつれが解け、転職に踏み出すきっかけを与えてくれたからです。

ここでは、僕のきっかけを呼び起こし、前に進む勇気をくれた「本」をご紹介します。転職や退職に悩むすべての人に読んでほしい本です。

目次

第二新卒で転職を決めた「きっかけ」は自分の中にあった

まず、少し自分のことを前振りとしてお話しします。

僕が新卒1年目で転職を決意したきっかけは、仕事をしていて単純に楽しくなかったからです。会社の福利厚生や人間関係に特に不満はなかったけれど、これが僕の人生なのか?と自分に問いかけたことがきっかけでした。

僕は性格上、誰かに喜ばれたり、誰かの力になれることに喜びを感じる人間でした。

とりわけ目立った能力やカリスマ性というものはなく、目立たない方の人間でした。たとえ縁の下の力持ちでも、誰かの助けになったり、喜んでくれる姿を見るのが好きでした。

一方で目立たない方の存在だった分、我が強く、自分を試したいという気持ちも強かったのも覚えています。

そんな自分の求めるものがお金や安定でなく、自分に正直に生きることだと気づくことができたため、リスクを承知で新卒の転職に踏み込みました。

当時の僕については、「やりたいことをやる!」23歳の新卒入社1年目で転職した話で詳しく書いているので、転職に迷っている新卒の方は参考にしていただけたら幸いです。

20代で転職することは誰でも怖い

いざ転職しようと決めても、新卒で転職に踏み出すことは僕は怖かったです。

「ちゃんと大学に入って、良い会社で長く勤める」、そんな今まで敷かれたレールの上を歩いてきた自分にとって、そのレールを外れることはとても勇気がいります。

けれどもこのまま働き続けることに、自分の気持ちを押し殺すことができませんでした。

もともと頭でっかちで「石橋を叩いて渡る」人間だった僕は、悩んで悩んで答えを出すこと、行動に移すことができずに足踏みしていたことを覚えています。

そんなときに、出会った本に心動かされました。

自分の本当の想いに気づくことができ、考え方や行動が変わりました。ここでは、悩んだ時に背中を押してくれる本をご紹介します。

人生を変える「きっかけ」が見つかる20代におすすめの本3選

「賢人たちからの運命を変える質問」


賢人たちからの運命を変える質問

ー賢人たちはみな、自分に問うことで偉業を成し遂げてきたー

この本は、世界の偉人や賢人たちが残した「質問」を、読者に問いかけながら「名言」とともに記した一冊です。

本書は「生き方・成功・仕事・愛・情熱・幸福・夢・信念・決断・行動」の10章で構成されており、「質問」という形で道を示してくれます。

人は悩んだり、道に迷ったときに自分の中の心に問いかけています。それは自分との対話であり、これからどう生きるべきかの自分に対する答えを探しているのです。

▼一部内容を抜粋しています

誰の人生を生きていますか?ー/スティーブ・ジョブズ(アップル創業者)

あなたの人生は限られている。だから、他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。

最も失ってはいけないものは何だろう?ー/ウィンストン・チャーチル(第61、63代イギリス首相)

金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、勇気を失うことはすべてを失う。

それはやる価値があるのか?ー/ウォーレン・バフェット(投資家)

やる価値のないことなら、うまくやる価値もない。

後悔しそうなことは何か?ー/マーク・トウェイン(作家)

やったことはたとえ失敗しても、20年後には笑い話にできる。しかし、やらなかったことは20年後に後悔するだけだ。

やりたくないのでは?ー/バールーフ・デ・スピノザ(神学者、哲学者)

自分にできないと思う大抵の出来事は、できないのではなく、本当はやりたくないだけなのだ。

僕もこの本を読むことではっとしたことや、どうするべきかの気づきを得ることができました。自分の本当の気持ちに気づかせてくれる、そんな一冊です。

世の中に残された「名言」の裏には、その名言を生んだ「質問」が存在します。

その名言を生んだ質問は、考え方や行動を変化させます。

もしもあなたが、自分の進むべき道に迷ったり、何かを成し遂げたいと思っているなら、これらの質問に答えていくことで考え方や行動が変わり、人生を劇的に変えることができるでしょう。

「結局、『すぐやる人』がすべてを手に入れる」


結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる (青春文庫)

「行動力がない」「考えすぎて動けなくなる」そんなふうに思ったことはありませんか?

この本は、「行動力はちょっとしたコツとマインドで使い方が変わる」というテーマで書かれており、10秒のマインドチェンジにより行動力を自然と上げてくれる本です。

・行動できない人は、行き過ぎたリスクヘッジをする。

・行動できない人は、行動を阻害する思考の癖がある。

・10秒で行動する人は、「失敗」を考えない。

・10秒で気分を変えられる人は、人生を変えられる。

・ムダな行動なんてない、と考えると人生は変わる。

・選択肢を持ちすぎないほうが、ゴールに近づける。

・人に自分の夢を語っている人が人生を変える。

行動することでのみ、現状や悩みを解決することができます。退職や転職でも、行動することが遅くなって動けなくなれば、何も今を変えることができません。

もしもあなたが、行動できない、予定の先送りやリスクを恐れて動けないのなら、この本を読んでみてください。

能力以上に結果が出る「行動力」の秘密 /青春出版社/藤由達藏

「覚悟の磨き方」


覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)

ー正直、この本にはかなり心を動かされましたー

この本は、幕末を駆け抜けた思想家・吉田松陰の言葉を今風に分かりやすく解釈したものです。

本文は170以上の短文メッセージを羅列する形を取っており、読書に慣れ親しんでいない人でも読みやすいようになっています。

以下、本の中身を抜粋しています。

【なにを選ぶか、どう選ぶか】

自分にとっての利益。
これをなるべく増やそう、残そうとすればするほど、
判断基準がぶれ、迷いが生まれます。

反対に、自分の利益さえ一番後回しにできるなら、
やろうがやるまがいが、どれを選ぼうとも
物事は気持ち良く進んでいくものなのです。
自分のことを考えると、かえって自分のためになりません。

――008

 

【どう生きたいか】

他人から馬鹿にされたくない。
皆そればかり気にするものです。
家がおんぼろだとか、服が時代遅れだとか、
ろくなものを食べてないとか、
しかし、人はあやういものです。
生きているときは生きていますが、
死ぬときは、もう死んでいるわけです。
今日はお金があっても、明日は一文無しかもしれませんし、
今日は皆から愛されていても、
明日は皆の心が離れているかもしれない。

ですから、私が大事だと思うのは、
ただ「自分はどう生きたいか?
その方針に従って生活することなんです。
それが人の道というものじゃないでしょうか。

――086

一つ一つが今の自分の覚悟に対するメッセージになっており、いつの時代にも人が生きていく中で必要なことが詰まっています。

何かに踏みとどまっているとき、何かに挑戦しようと思っているとき、この本を手にとって自分らしい生き方を学んでみてください。

超訳 吉田松陰/池田貴将(著)


勇気やきっかけをもらえる場所はどこにでもある

運命や人生が変わる習慣や、自分の何かに気づく瞬間ってわからないものですよね。

それは人の言葉だったり、起きた出来事だったり、一冊の本だったり。

人生を変えるきっかけや行動するための勇気というのも、いつどこで見つかるかわかりません。

あなたがまだ何かに踏み出せないのは、きっかけがないだけかもしれません。それはまだ決意が固まっっていないからかも。何かを変えたり得たりするには、行動することです。

あなたが道に迷って、踏みとどまっているのなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。

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