「広告業界」といえば、就職先や転職先としても人気のある業界の一つです。様々な仕事や企業とも関わりがあり、華やかでかっこいいイメージがありますよね。
広告業界は今までテレビや雑誌・新聞のようなマスメディアが主流でしたが、インターネットが中心の現代では、Web広告こそ広告業界の主流となり、今後ますます期待されています。
そのため、広告業界ではインターネット(Web/SNS)広告は外すことのできない手法でありながら、まだまだ日が浅いため、未経験でも入りやすいのです。
そこで今回は、業界・職種ともに未経験で大手インターネット広告代理店に入社した筆者が、未経験でも広告業界に就職・転職するコツをご紹介します。
Web系の広告業界とは?
Webサイトやブログ、SNSやアプリ内などに企業や商品の広告を出したり、そこに出す広告をデザインしたりなどその職種は多く、関わる仕事も多いのがこのWeb広告業界です。
ただし、仕事量も多く、覚えることや業界知識なども多いため、日々勉強が必要になります。
しかし、Web広告業界もいわゆる「IT業界」の一つであるため、未経験で就職・転職をされてくる人が多いのが特徴でもあります。
難しいと言われる業界である分、入ってから学べることが多いため、入社して一から覚えていくのが一般的です。そのため、誰でも挑戦できる世界でもあるのです。
とはいえ、Web広告業界と言ってもその職種や働き方は様々で、自分が広告業界でどんな仕事をしたいのかを知る必要があるでしょう。
職種については「Web広告業界の仕事や職種」で詳しく解説しているので、まずはどんな職種があるのかを把握しておくのも、未経験で就職・転職するためには大切なことです。
広告代理店の現状
広告業界といえば、「広告代理店」が有名ですね。
先ほどの「Web広告業界の仕事や職種」記事でも紹介しているように、Web(インターネット)広告業界の職種というのは、ほぼ広告代理店にあります。
広告代理店は企業の広告配信・デジタルマーケティングを担う会社のことなので、Web広告に関わる仕事が集約されているためです。
広告業界で働きたいというのは、つまりどんな職種に就きたいかになります。
そしてこの広告代理店というのは、仕事量や役職が多い分、人手不足の会社が多いというのが現状であり、Web(インターネット)広告業界は今や注目とともに今後を左右する重要なものとなるため、参入する企業やお金をかけて力を入れる企業が増えているのです。
とはいえ、広告代理店もそれほど多いわけではないため、広告主が増える一方で運用するプランナーなど人手が足りていないのが現状。
こうした中で広告代理店をはじめとした広告業界では、いかに人材を集め育てていくかに重点をおいて動いています。そのため、以前と比べて格段に間口は広がり、広告業界へは就職・転職しやすくなっているのです。
未経験でもエージェントを利用すれば入れる!
かく言う私も、業界経験ゼロの全くの未経験から「インターネット広告代理店」に転職しました。
そのとき、マイナビジョブ20'sやWORKPORT(ワークポート)というサービスを利用したのですが、内定をもらった時は本当に嬉しかったです。
WORKPORTという転職エージェントは当時知らなかったのですが、業界では割と有名で、扱っている求人も知ってる企業など有名どころも多く、実に様々な職種の求人を見ることができました。
広告業界の代名詞とも言える広告代理店は、現在ほとんどが大手であるため福利厚生も手厚く、格段に成長することができるメリットがあります。
転職サイトで探しても良いのですが、未経験であることは業界情勢やあらゆる知見に乏しいので、まずは転職エージェントで話を聞いてみるとよいですね。
とにかく求人の数も多く、たくさんの企業や職種も知れるので、Web広告業界やIT業界で働きたいなら利用しておいて損はないでしょう。もちろん、登録・利用はすべて無料です。
「WORKPORT」はIT業界に特化した転職エージェントなので、IT業界の情報や転職に精通し、IT業界へ転職しやすいという強みがあります。
IT・Web広告業界へ就職・転職を決めているのであればよいですが、まだまだ他の業界とも決めかねているという人は、多種多様な業界へ転職が可能な転職エージェントへの登録をオススメします。
キャリアに自信がない、総合的にいろいろな業界・職種を見たいという場合は「マイナビジョブ20's」がおすすめです。
まだ新卒で入社歴が浅い人や、すでに辞めてしまった・未だ就職できていない第二新卒に強い転職エージェントもあるので、そちらから始めてみるのもよい方法ですね。
広告業界に未経験で転職するためには?
勉強したり取っておいた方が良い資格は?
広告業界で働くために「資格」は必要?という疑問を持つ方が多いですが、もちろんなんらかの資格を持っていると採用するポイントとなることはあります。
例えば、解析ツールを使える「Web解析士」や、ExcelやPowerPoint系のOffice資格など実戦で使えそうな資格であれば評価されるポイントとなるでしょう。
一般職では特に、Excel・PowerPoint系の習得資格は広告代理店において割と利用価値が高いです。
広告代理店といっても、データ集計や資料作成が多くあるため、何もない未経験者よりは即戦力として評価されるでしょう。
逆に「ITパスポート」などの誰でも取得できてあまり使い道のない資格は、勉強しているだけ時間がもったいないと言えます。
必要なのは経験として肌で感じていること
そこに時間を割くのであれば、資格でなくとも、経験や体験が大いに役立ちます。
というのも、かく言う私も個人でアフィリエイトをやっていて、そこが評価されてアフィリエイト部門へと配属されました。
実際、ブログでアクセス数がすごいとか、TwitterやInstagramでフォロワー数が何万人いるとか、そういったことの方が評価されやすいです。
いわば、インターネット広告のことを肌で理解し、他の人にはない知見があるということです。資格というよりは知見や経験などがあるといいですね。
就職・転職において「資格」は意味がないと言う人も多いですが、持っている資格や経験に差が出るため、一概に意味がないということでもありません。
また、資格取得に向けて勉強している・持っているというのは、意欲があり、努力家であるという点でも評価されるからです。
未経験でもWeb系の広告業界に転職するコツ!
「IT業界って難しそう」「何も知らないし技術もない」「未経験だけど就職できるのかな」といった不安や悩みは、未経験で就職・転職を考えている人なら誰しも持つものでしょう。
しかし、まずはじめに言っておこうと思いますが「IT業界の未経験入社は多い」です。
IT業界にも、「インターネット・Web」「情報処理サービス」「ソフトウェア」などの分野がありますが、そのいずれもが未経験から入社・スタートをしている人が大半です。
いくら経験豊富な人がいても、昔の知識や技術はあまり役に立ちません。
むしろ未経験だからこそ、たくさんのことを詰め込めますし、他業界・他業種の知識や経験も「×IT」として役に立つのです。
だからこそ、未経験を逆手に取った前向きな姿勢と、常に何かを学び続ける意欲が大切なのです。
未経験でも就職するコツは、「どれだけ貪欲に学ぶ姿勢や意欲を見せつけるか」だと私は感じています。
まとめ!未経験でも広告業界に挑戦できる!
結論から言うと、未経験であっても挑戦する権利は誰にでもあります。
たとえ「自分の経歴や経験じゃ」と思うようなことでも、採用する側からしたらほしい能力や知見である可能性もあります。
その業界でキャリアを積みたい、挑戦したいと思うことは悪いことではありません。
ダメかどうかは受けてみるまでわかりませんから、未経験だからと言って悩まず、まずは受けてみるのも可能性を試すいい機会かもしれないですね。