退職理由じゃない!第二新卒が転職で失敗しない「志望動機」とは?

新卒で早期退職をしてしまった場合や、第二新卒で転職を考える場合に必ず考えなければなならい「志望動機」について、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この志望動機の意味や伝え方をわかっていない第二新卒はことごとく落とされます。

新卒(第二新卒)の転職で重要なことは、あなたが企業に価値を提供し、今後も定着してくれるかを判断するための意志、つまり「志望動機」です。

当然ではありますが、企業もコストをかけて人材を募集し、育てていきます。あなたは企業で貢献できることや、利益になることを加味した上で考える必要があります。

第二新卒の転職でうまくいかない人や、はじめて転職をする新卒は、本記事で解説する志望動機の持つ意味や注意点をしっかりと心に書き留めておいてください。

目次

そもそも志望動機とは?

志望動機とは、転職先の企業や職種に対してなぜ興味を持ち、なぜその企業や職種を選んだのかを説明するものです。

転職先企業は、応募者がなぜ自社に興味を持ったのか、どのような価値観を持っているのかを知りたいと考えています。そのため、自分自身が持つ価値観や過去の経験、スキルなどを基に、志望動機を考える必要があります。

志望動機と転職理由の違い

転職理由は、過去の職場での問題や、今後のキャリアアップのために転職するなど、自分自身が転職を決意した理由を示すものです。

一方で、志望動機は、転職先企業に対してなぜ自分が興味を持ったのか、その企業や職種にどのような価値観を持っているのかを示すものです。

転職理由が「何故転職するか」にフォーカスするのに対し、志望動機は「何故その企業に入社したいか」にフォーカスする点が異なります。

志望動機を聞く意図

志望動機を聞く目的は、応募者が転職先企業に対してどのような価値観を持っているか、どのようなスキルや経験を持っているかを知るためです。また、応募者が自社に本当に興味を持っているのか、企業研究をしているのか、適切な自己分析をしているのかを確認するためでもあります。

志望動機によって、応募者の適性や職務適性を見極めることができるため、採用の決定に影響する場合もあります。企業側は、応募者の志望動機を聞くことで、自社に入社してもらえる魅力的な候補者であるかどうかを判断することができるのです。

つまり、応募者の志望動機は採用決定に非常に大きな影響を与えると言えます。

一方、応募者にとっても、自分自身がなぜその企業に興味を持ち、なぜその職種を選んだのかを明確にすることで、自分のキャリアプランを見据えることができます。また、応募書類や面接で的確に自分自身をアピールすることができるようになるというメリットもあります。

志望動機を考えることは、自己分析を深めることにも繋がるので、将来的なキャリア形成にも大きな影響を与えると言えるでしょう。

志望動機の考え方

志望動機を考えるうえで、重要な要素が2つあります。

企業研究の重要性

企業に対する興味や理解がなければ、具体的な志望動機を持つことは難しいでしょう。

企業研究は、その企業のビジョンやミッション、事業内容や業績、社風や働き方などを理解するために欠かせません。企業公式サイトやSNS、業界専門誌やニュースサイトなどを活用し、できるだけ多くの情報を収集しましょう。

自己分析の重要性

自分自身の強みや興味・関心、価値観や人生設計などを明確にすることも、具体的な志望動機を持つためには大切です。

自己分析により、自分にとって適した職種や業界、企業の選び方が見えてきます。また、自分がどのような成長を望んでいるのか、どのような仕事が自分に合っているのかを考えることで、志望動機の具体的な理由が明確になります。

新卒にありがちな志望動機の注意点と内容のポイント

志望動機は「退職理由」じゃない

これは意外に多いんですが、志望動機の欄に書き出しで「退職した理由」などを書いてしまう人がいます。第二新卒や転職経験がない人がやりがちなミスです。

志望動機とは、その会社に入りたい動機や選んだ理由です。「自分がどうして退職したから御社を選びました」みたいな理由は、志望動機ではありません。

過去の経過や今までやってきたことを書くのもよくありません。その志望動機を見ただけで面接する側としては、はっきり言ってつまらないものです。何より、志望した意志や「やる気」といったものが感じられないからです。

志望動機の意味をきちんと理解していない人が多いためもう一度言いますが、志望動機とは、その会社を志望した動機や数ある会社からそこを選んだ理由です。

自分の志望しようと思った動機や選んだ理由はなんなのか、もう一度自分に聞いてみてください。

志望動機では、働くイメージと未来を見せる

志望動機のポイントは、その会社でこれから働く姿をイメージさせることです。精神論のようですが、これが伝わるかどうかで転職成功の確率は大きく変わります。

第二新卒の転職で大事なことは、経験やスキルがない分、「その会社での定着性」と「今後を見せてくれる意志」が大事です。採用する側は、経験の少ない第二新卒へは期待半分と不安半分であるため、どれだけあなたが本気であるかを示す必要があります。

特に早期退職をしてしまった人は、「うちに来てもすぐに辞めてしまわないか」という懸念材料が必ずあります。

それを払拭するほどの「なぜ、その会社に入りたいか」「そこで何を成したいか」「仕事を通して、どう貢献できるのか」というような、具体的な将来性が大切です。

その会社で未来に結びつけた具体的な目標や成したいことを伝えるのがポイントで、「精一杯頑張る」といった精神論だけの表現ではなく、現在努力していることなど、熱意の裏付けをしっかりと示すようにしましょう。

その会社でなくてはならない理由を明確にする

志望動機を書くポイントとして、志望理由の根っこは「その企業独自の魅力」だということです。

履歴書で「業界に対する志望動機」を書いてしまうこともありがちなパターンですが、それでは「同業他社でも構わないのでは?」というふうに思われてしまいます。

「他社とは違う御社の魅力」「御社だからこそ実現できる仕事」「御社でかなえたい目標」を明確にして、入社意欲を訴えることが重要です。

以下の視点もぜひ参考にしてみてください。

志望動機で参考にしたい企業視点の理由

  • 自分が活躍、貢献できる仕事、環境、市場がある
  • 独自の技術力、ブランド力がある
  • 魅力的な商品の開発を行っている
  • 顧客重視の姿勢やサービス体制が整っている
  • 海外発展や新規事業参入のプランがある
  • 能力主義の社風から実力相応の評価を得られる職場だ
  • 独自の企業理念・経営トップに魅力がある

面接での志望動機の伝え方とアピールポイント

転職先企業の面接で志望動機を伝えることは、自分自身のアピールや転職先企業とのマッチングを決める重要なポイントです。面接での志望動機を伝える際には、以下のポイントに注意して伝えるようにしましょう。

志望動機に対して自信を持って語る

面接での志望動機は、転職先企業との相性を確認するための大事なポイントです。志望動機に対して自信を持って語ることで、自分自身のアピールにもつながります。自信を持って自分の考えを伝えることで、転職先企業に自分自身の価値をアピールすることができます。

転職先企業の魅力や特徴について具体的に説明する

面接での志望動機では、転職先企業の魅力や特徴を具体的に説明することが重要です。転職先企業についてしっかりとリサーチして、その企業の強みや魅力を自分なりにまとめ、面接で伝えるようにしましょう。企業に対する理解が深まり、自分自身の志望度も高まります。

自分のスキルや経験を転職先でどう活かせるかをアピールする

面接での志望動機では、自分自身のスキルや経験をアピールすることが大切です。転職先企業で、自分自身のスキルや経験をどのように活かせるかをアピールし、自分自身が転職先企業に貢献できる存在であることを示すことが重要です。転職先企業に対して自分自身の存在意義をアピールすることで、自分自身のアピールにもつながります。

転職後のキャリアプランや将来的な目標を明確に示す

転職先企業に入社することで、どのようなキャリアプランを描いているのかを明確に示すことは、面接官に自分自身のビジョンや目標を伝える良い機会です。

以下は、面接で転職後のキャリアプランや将来的な目標を示すためのポイントです。

自分のキャリアプランを明確に持っていることをアピールする

志望動機では、転職先企業でどのようなキャリアを描いているのかを明確に伝えることは有効です。

たとえば、将来的にはマネージャーになり、部下を指導することができるような人材になりたい、あるいは新しい領域に挑戦し、自分自身を成長させたいといった将来のキャリアプランを具体的に語ることができれば、その人の働く姿をイメージさせることができます。

これは、転職において面接官に大きな影響を与えます。

転職先企業のビジョンや方針と自分の目標をリンクさせる

転職先企業のビジョンや方針を調べ、自分自身の目標とリンクさせることができれば、面接官に対して自分自身が転職先企業にフィットしていることをアピールすることができます。

たとえば、転職先企業が持つビジョンに共感し、自分自身のキャリアプランに合わせた研修制度やキャリアアップ支援制度を提供している場合には、そのような点に注目してアピールしてみましょう。

自分自身の強みを生かせる環境であることをアピールする

自分自身が持つスキルや経験を活かせる環境であることをアピールすることも効果的です。

たとえば、自分自身が持つITスキルやマーケティングスキルを活かせる環境であるという点をアピールすることができれば、即戦力とまではいかなくても第二新卒として育てやすい、馴染んでくれると考えられます。

ただし、スキルや経験が少ないのが新卒の転職でもあるため、会社での経験だけでなく、自身のこれまでの経験や今勉強していることなど、積極的にアピールしてみましょう。

第二新卒の転職活動における注意点とアドバイス

第二新卒は新卒と異なり、一度就職してから転職を考える人には、それなりのハードルが存在します。

ここでは、第二新卒の転職活動における注意点とアドバイスについて解説します。

転職先企業に対してリサーチを行う

第二新卒で転職をする場合、前職で得た経験やスキルを生かせる職場を探すことが多いですが、単にスキルが合うからといって応募するのではなく、転職先企業に対してしっかりとリサーチを行いましょう。

転職先企業がどのようなビジネスを行っているのか、どのような社風があるのか、どのような人材を求めているのかを把握することで、自分にマッチした企業を選ぶことができます。

応募書類や面接での言葉遣いやマナーに気をつける

第二新卒の場合、社会人としての経験を持っている前提であるため、応募書類や面接での言葉遣いやマナーには気をつけましょう。

一度就職しているため、新卒のように就職活動に関する知識が不足しているということはないと思われがちですが、実際には環境や社風の違いがあるため、応募書類や面接でのマナーには十分に気をつける必要があります。

また、服装などが気になる場合は、「転職活動でリクルートスーツしかないのはNG?20代や第二新卒の服装」の記事も参考にしてみてください。

転職エージェントとのコミュニケーションを大切にする

転職エージェントは、求人情報の提供や面接の手配など、転職活動をサポートしてくれる存在です。

転職エージェントとのコミュニケーションを大切にし、自分自身の希望や条件をしっかりと伝えることで、あなたにとってのより良い転職が可能になります。また、エージェントから提供される情報をもとに、転職先企業を選ぶ際にもアドバイスを受けることができるため、転職エージェントと密にコミュニケーションを取っておくことをおすすめします。

一つの業種や職種にこだわらない

第二新卒の方は、前職と同じような職種・業種にこだわりすぎて転職活動がうまくいかないという方もいます。

しかし、一度働いてみて自分に合わないと感じた職種や業種にこだわる必要はありません。転職先を選ぶ際は、前職で培ったスキルや経験を活かせる職種・業種だけでなく、今後のキャリアプランや将来の展望にも目を向けましょう。

たとえば、前職が営業職だった場合でも、マーケティングや人事など、関連する職種や業種に転職することも考えられます。自分自身が興味や関心を持っている分野に転職することで、仕事に対するモチベーションが上がり、新しい環境でもやりがいを感じることができます。

また、異業種から転職することで、新しい知識や視野を得られるというメリットもあります。今後のキャリアアップに必要なスキルや知識を身につけることができるかもしれません。

基本的には第二新卒は異業種への転職はしやすいですが、競争率も高くなる傾向があるため、応募時には志望動機やアピールポイントをしっかりと伝えることが大切です。前職で培ったスキルや経験を、異業種でも活かせるようにアピールすることで、転職先企業からの評価を高めることができます。

第二新卒の転職は志望動機と適性が大事!

くれぐれも、自分視点ばかりにならないように注意しましょう。

そのために必要なのが、自分の強みや活かせることなどの自己分析や、攻略するべき企業の情報収集です。自分だけでじっくり精査してもよいのですが、限界があります。

また、自分では気づかない客観的な視点というのが新卒の転職を成功させます。

マイナビジョブ20's では、一人一人につくアドバイザーと独自の適性診断プログラムなどを駆使して、あなたに合った最適な企業や志望動機などの攻略法を提供してくれます。

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