新卒の転職事情

転職は何年目が一番多い?男女別に見る新卒の転職率と辞める理由

「新卒だけど本気で転職を考えている」「何年目でみんな転職してるの?」と、新卒で会社を辞める人や転職する人はどのくらいいるのか気になりますよね。

実は、市場データから見ても、新卒3年以内で早期退職や転職をする人は意外と多いことがわかります。

転職とは「周りがどうではなく、自分がどうしたいか」で決めるものですが、「自分だけじゃない」ことを知っておくのも若手が転職する後押しになったりします。

この記事では、20代や新卒の転職率や離職する理由を解説しているので、何年目の転職がベストなのかを判断するための参考にしてみてください。

転職は何年目が多い?新社会人の転職率

新卒や20代前半で転職を考えている人は、「どのタイミングで転職していいのか」「普通は何年目で転職するもの?」と、転職するタイミングに悩んでしまいますよね。

転職入職率 - 厚生労働省これは、厚生労働省が調査した「転職入職者の状況(令和2年最新版)」をグラフにしたものですが、実は転職率がもっとも高いのは新卒3年以内の新社会人で、全体の30%を超えていることがわかっています。

一般的には、「石の上にも三年」と言われるように、3~4年目で転職するのが多いと思われがちです。

確かに、25~29歳までの転職率も全体の12~13%と高いのですが、実は20~24歳の新卒3年以内の転職率の方が高いのです。

実際、入社1~2年で転職することに悩む新卒は多く、意外と行動していることが伺えます。

新卒の転職率は女性が多い?

上記のグラフ(令和2年)における1年間での転職率を見てみると、30~34歳、60〜64歳、65歳以上を除いた各年齢層で、女性の転職率が男性よりも高くなっています。

パート等を除く一般職で見ても、〜24歳までの転職率は男性よりも女性の方が高いです。以降25歳〜60歳まで転職率は男女ともに同水準となっています。

近年では女性の社会進出が高まっていることも関係していますが、ブラック会社からの離脱やキャリアを見据えて転職をする新卒女性も増えていることが考えられます。

大卒や高卒新卒の平均離職率は?

では、転職でなくても、辞めている人はどのくらいいるのかも見ていきましょう。

これは、厚生労働省が調査した「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移」をグラフにしたものです。

グラフデータを見てみると、大学卒新卒の約3割の人が入社3年以内に離職しています。

平成31年と令和2年は、2年目までと1年目までしか調査結果がないためグラフには反映されていませんが、ほぼ同じ割合で新卒が離職していると思っていいでしょう。

新卒が3年以内で辞める傾向は最近のことのように思われている方も多いでしょうが、驚くことに平成が始まってから約30年間、令和に至っても新卒の離職率は変わっていません。

つまり、今の上司や40〜50代の人の世代でも、大学卒新卒の10人のうち3人が新卒3年以内で辞めていたことになります。

新卒入社1年目でも、平均すると15%の人が離職しています。

年齢・男女別に見る新卒の離職率

また、厚生労働省の令和2年に統計した「雇用動向調査結果の概要」という別のデータでは、年齢・男女別の入職(入社)と離職率が出されています。

年齢階級別入職率・離職率(令和2年(2020)・男)

年齢階級別入職率・離職率(令和2年(2020)・女)上のグラフが(男)で、下のグラフが(女)です。19歳以下は高卒からの就職や離職なので、大学卒は20〜24歳のところを見ます。

グラフからもわかるように、やはり24歳以下の離職率が最も高くなっています。

24歳までなので、やはり新卒入社1〜2年目で辞める人は3割ほどいるようですね。

男女別で見ても入職率はほぼ同じなのですが、新卒1〜2年目での離職率は男29.1%、女28.4%で男性の方が離職率が高いようです。

新卒で転職した人が前職を辞めた理由

では、転職をした人がどんな理由で前職を辞めたのかを見ていきましょう。

転職率 - 前職を辞めた理由厚生労働省の調査では、新卒入社1〜2年目で転職をした人が前職を辞めた理由を見てみると、(その他を除いて)男性が給料等収入が少なかった」、女性が労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が1位で、2位はそれぞれもう片方という結果でした。

新卒が離職・辞めた理由で最も多いのは「労働環境・待遇」

近年ブラック企業問題が広まり、男女ともに職場環境や労働条件を理由に前職を退職していますね。

人手不足が騒がれる中、若手を劣悪な環境で労働させたり、実現しない夢を抱かせて働かせる企業が目立つのもうなづけます。電通の「過労死」も社会問題となりましたね。

「働くとは何か」を考える思考も広がり、健康や人生を第一にすることが大切と意識が重要視されているのかもしれません。

前職を辞めた理由3位は男女別で違う!

2位以下を見てみると、やはり男性は仕事が人生のほとんどを占めますし、仕事に生きがいを求める人も多いので内容重視という人が多いようです。

男性は人生がかかっていますし、転職時期が難しいですが自分のやりたい仕事に近づくことが一番ですので、将来を考えた行動に出る傾向があるようです。

私も3位の「仕事のないように興味を持てなかった」に近い理由で転職しました。

もしも今の仕事がつらいと考えている方は、「新卒で興味のない仕事は続けるべき?私が選んだ道と向き合い方!」を参考にしてみてください。

一方、女性は協調性や同調することを目的としているため、職場の環境や人間関係を重視している人が多いようです。

特に人間関係においては、男性は仕事ができるようになれば評価されますしやる気も増しますが、女性はどうしても輪を外れたり抜き出ていると目をつけられるようです。

女性は仕事より働きやすさを重視するので、環境が合わないと思ったら転職をする人が多いようです。

新卒女性で転職を考えている場合は、「第二新卒は今を変えるチャンス!悩める女性に贈る転職成功の秘訣!」を参考にしてみてください。

新卒にとって何年目の転職がベストか?

ベストな転職時期はその人の状況次第

新卒の離職率・転職率が高いことは理解できましたが、「じゃあ、実際何年目で転職するのがベストなの?」と悩んでしまう方も多いでしょう。

結論から言うとそこには決まった答えはなく、あなたが将来どんなキャリアを歩み、どんな転職をしたいかによって変わってきます。

人によってはさっさと転職した方がいい場合もありますし、キャリアを積んでからのがいい場合もあるからです。

転職したい先が未経験で異業種なのか、同じ職種なのか、とにかく今を脱したいが故の転職なのか。人にはそれぞれ歩みたい人生があるように、何年目の転職がベストなのかも変わってきます。

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何年目の転職がベストかわからなければ相談する

また、何年目の転職がベストなのかを直接プロに聞くのも選択肢の一つです。

転職とは自分本位だけではうまくいきません。景気や業界の動向によっても、転職のしやすさなどは変わってきます。

また、転職活動はがむしゃらに行っても失敗を重ねるだけなので、自分の強みや適性を知った上で最適な求人を探したり、企業に合わせた面接対策をする必要があります。

転職エージェントでは、業界や転職のプロが新卒の悩みに寄り添いながら、キャリア相談や転職活動のコツを教えてくれるだけでなく、自分の適性や進みたい方向性なども客観的に判断したうえで、マッチする求人探しや面接対策も行ってくれます。

マイナビジョブ20's 」や「などの転職エージェントなら、第二新卒をはじめとした20代を専門に転職のサポートをしているので情報量も多く、今すぐ転職しなくても視野を広げることができますよ。

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転職活動は何度でもチャレンジできるので、自分にとって最適な転職を知る上でもまずは転職活動をしてみるといいかもしれませんね。

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新卒何年目でも確実に転職する方法と進め方

新卒の転職率と離職率が意外に高いことがわかりましたね。

自分も転職しようかな…と考えてはみても、実際にどうやって転職活動を進めていけばいいのかわからない方も多いと思います。

基本的に転職活動の流れとしては、

  1. 転職サイトやエージェントで求人を探す
  2. 気になる企業に応募&エントリー
  3. 履歴書・職務経歴書の作成
  4. 面接
  5. 今の会社に退職の意思を伝える
  6. 退職後、新しい会社へ入社

といった流れが一般的です。

もちろん、先に会社を辞めてから転職活動をすることもできますが、「第二新卒の転職は辞めてから?退職後に転職活動をするリスクと苦労!」でも解説しているように、新卒にはリスクが高いのでおすすめしません。

転職活動の進め方については以下で詳しくまとめていますが、わからなければ転職エージェントなどに相談してみましょう。登録も利用も無料なので安心ですよ。

▼私も使っていた第二新卒におすすめの転職エージェントはこちら!

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離職率と転職率のまとめ|何年目なんて関係ない!

ゆとり世代だからと言われる時代ですが、昔から新卒の転職率は高かったようですね。人生を変えるには大事な時期ですので、ここで転機を迎える人が多いようです。

転職にしても何かを決断し、行動を起こすには時間も体力も入ります。年齢を重ねるごとに、挑戦できることやリスクを取ることが難しくなります。

しかし、これを見て悩んでいるあなたはまだ若い!

「若さ」は力でもあり、たくさんの可能性を秘めています。今だからできることもあります。

私も新卒1年目で転職を決意した組ですが、早いうちに転職をして本当によかったと思っています。

新卒の転職は甘いと言われたりしますが、自分の人生で大事なことに気づいたらその時しかできません。

今悩んでいることがあるなら、決断に迷っているのなら、周りに流されず自分が最善だと思う行動を取ってください。

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