生保の営業を辞めたい!新卒だけど転職するか続けるべきか?

生保の営業を辞めたい…毎日つらくて悩んでいませんか

生命保険の営業と言えば、ノルマや数字に終われ、相手を騙すような部分もあるので、きつくて辞めたいという人が多い業種です。

福利厚生や歩合制による給与面での待遇なども高評価ではありますが、常に数字を追いかける営業の仕事は、人によってはそれが合わない人も当然います。

特に大手保険会社であれば、大手の利点と合う・合わない問題で揺れている新卒の方も多いでしょう。

【参考大手生保】
・日本生命
・第一生命
・明治安田生命

本記事では、生保の営業の実態やメリット・デメリットなどを独自に調査し、辞めるべき人と続けるべき人の後押しができればと思いました。

目次

生保の営業を辞めたい新卒はけっこう多い

生保の営業はノルマや実力主義といった風習で、向き不向きが大きく分かれるところでもあるでしょう。特に右も左もわからない新卒にとっては、自分の力で稼いでいかなければならない生保の営業は、なかなかにきつい部分があります。

そのため、「辞めたい」と思っている新卒は多いようです。また、生保の営業に限らず3年以内に辞める新卒は全体の3割いて、入社数ヶ月で辞めることも珍しくありません。

特に現代の傾向では、貪欲にお金を稼ぎたい人や仕事でのし上がりたいという人も少ないですし、会社に縛られず自分をもっと大切にしたいと考える時代でもあります。

生命保険会社の営業職のメリット

福利厚生が充実

生命保険会社で一番意見の多かったメリットが、「様々な休日制度」「休みが取りやすい」といった福利厚生がよいこと。

生保の営業に限らず、保険業界のほとんどが当てはまることで、固定休みでスケジュールが立てやすいことやライフスタイルとの両立ができるのも大きな魅力でしょう。

カイシャの評判」や「転職会議」などの口コミ情報サイトでも、「休日出勤することはあるが、必ず振替休日を取らされる」といった口コミも多く、生保全体的に休みはきちんと取らせるといったことが根付いているのかもしれませんね。

育休や子ども手当などの福利厚生が充実しているところがほとんどで、女性としても働きやすいという意見も多くありました。

給料やボーナスは結果の分だけもらえる

生保系の営業は給料が歩合制で、やればやった分だけ給料やボーナスとして反映されます。保険会社の営業はどこもそうですが、平均的に基本給も高く、初年度からボーナスがもらえることも多いようです。

基本給だけでも食べていける額をもらえる営業さんも多いですが、たとえ若年層でも仕事できちんと成果を出せば、評価されて給料に上乗せされます。

ただ、実力主義の世界なので、結果を残せないときや仕事ができない場合は給料に反映され、極端に給料が下がることもあるようです。

給料やボーナスをしっかり出すことで社員のモチベーションや向上心をうまく煽っていて、それはそれでいいことなのですが、お金に執着がない人にとってはそれだけノルマが厳しくなるため辛いかもしれません。

保険という無くならない商品の安定性

長寿化する日本において、"保険"という商品はなくなることはないでしょう。流行等でなくなるものではないため、業界的にも将来的にも安定しています。

営業マンにとって売る商品の違いによっても年収や将来性も大きく変わってきます。流行に流されやすい商品であれば、爆発的に売れることもありますが、流行が終われば一向に売れなくなることもあります。

保険商品も日々新しいものや時代のニーズに合わせたものが登場し、なくなりにくい生命保険という商品は社会的にも安定性が担保されていると言ってもいいかもしれません。

ただし保険はほとんどの人が加入しているため、新規開拓という点では難しそうです。

生命保険会社の営業職のデメリット

ノルマやプレッシャーがきつい

どんな会社でも新規顧客の開拓は重要であり、生保に限っては生命線とも言えます。生保の営業は特に契約取れてなんぼの世界なので、成績が悪ければひたすらノルマや数字に終われることも当然のようにあります。

会社にもよりますが、ノルマは月毎や日毎で設定しているところも多く、そのプレッシャーに押しつぶされてしまう人も多いようです。

生保の営業はアイデアや新しい手法を活かしにくいため、既存の売り方で営業するしかありません。契約が取れなくても会社がなんとかしてくれるわけでもなく、相談しにくいことで悩んでいる人も少なくありません。

常に会社の方針や上司に縛られているため、自由に働きたい人には向いてないかもしれませんね。

歩合制のため給与が不安定・営業費用が自腹

営業なので、数字をあげなれば稼ぐことはできますが、給料やボーナスが上がる数字も高めに設定されていることが多く、なかなか越えられないという声も多いです。

あくまで保証されているのは最初の数年で、ノルマや成績を上げられなければ、固定給でも減給やボーナスカットも普通にあるのが大手生保の営業の特徴。

カイシャの評判」の中には、何年もいる先輩社員でも新卒2年目とボーナスが変わらない場合もあり、良くも悪くも歩合制という制度が足かせになってしまっているみたいです。お金や成績に貪欲でなければ、続けていくのは困難かもしれません。

また、営業先へ回るクルマのガソリン代や手土産、PCやコピー代などの費用が自腹なことが多く、不安定な給与体系に加え、生活に支障が出ることもあるようです。

人を信頼できなくなる、騙して売ることがつらい

生保の営業はとにかく売ることが最優先なので、保険の中身がよくない場合や割高になってしまっていても、売らなければならないときが多く存在します。

保険は商品によって保険会社に入る手数料が異なるため、売上を上げるためには中身うんぬんよりも高い手数料が取れる保険商品を勧めることが多いです。

そのため、顧客に対する罪悪感や人を騙して売ることでつらくなる人も少なくありません。ノルマや給料のために身内に売ることもやむを得ないことも多く、周りからも、自分からも信頼できなくなってしまうケースも。

皆がみんなそうではないでし、会社の一員として、または自分のためにも成果を上げたいところではありますが、相反する気持ちに整理が付けられなくて辞めたくなる人は多いようですね。

生保の営業を辞めるべき人と続けた方がいい人

大手で安定している生命保険会社ですが、生保の営業は辞めたいけど福利厚生の良さや大手だからと迷っている人、特に新卒で身体を壊してしまっているけど「新卒だから」と縛られて悩んでいる人も多いでしょう。

しかし、生保の営業は、はっきり言って続けた方がいい人と辞めるべき人は極端に分かれる業種でもあります。

続けた方がいい人は、仕事で成果を出して登り詰めたい、貪欲にお金を稼ぎたい、もしくは家庭のために頑張れる人です。

生保の営業でよいところは、頑張れば頑張ったことを評価や給料で返してくれることです。生保の人の欲望を煽る策略や逃がさない仕組みでもありますが、「人より稼ぎたい」「大手であることでモチベーションを保ちたい」という人は合っているでしょう。

福利厚生も充実しているので、お金のある生活や家庭を守ることに優先度を持っている人は続けるだけのモチベーションがありますし、他の業種と比べてがっかりしたり、転職することで後悔する可能性も高いです。

一方で、お金にそこまで執着がなく、心のゆとりを保ちながら働きたい人には、生保の営業はかなり不向きです。

お金や成果に対する執着がないと、仕事にも身が入らず、様々な工夫や努力をすることがつらくなります。ノルマや成果が直接給料やボーナスにも反映されるため、余計に辞めたくなる悪循環が待っています。

また、変化やクリエイティブな要素を求める人にも生保の営業は合わないでしょう。大手生保の営業は会社の方針やルールが第一であり、創造性や変化は求められていません。あるのは数字だけです。

飛び抜けたことをすれば、会社全体に叩かれる可能性もあります。

実力主義であるため不安定であると思いきや、営業職には変化は求めない傾向が強く見受けられます。

安定という点では、営業職でもメーカーの法人営業やルート営業などの小さな会社に転職した方が心も経済的にも安定するでしょう。

そもそも「営業に向いてない」と思った場合は、転職を考えましょう。

生保の営業を辞めたいなら第二新卒のうちに転職した方がいい

新卒だからという気持ちもわかりますが、真面目に会社に尽くしても大きい会社ほどあなたを見てはくれません。

身体の健康や今後の人生を考えれば、無理して続けることで大きく後悔することになります。そうならないためにも、今どうすべきなのかが見えてくるはずです。

転職は確かに怖いかもしれませんが、何もしなければ何も変わらないままです。どうなるかの未来は誰にもわかりません。あとはやるかやらないかだけです。

ですが、新卒(第二新卒)であれば割と転職はうまくいくものです。

私も新卒1年目の23歳で転職しましたが、案外転職もうまくいきますし、第二新卒であれば採用される可能性は高いです。

第二新卒はキャリアやスキルでの採用ではなく、若さとやる気で採用される貴重なポジションなので、使えるときに使っておかないと後々になって転職が大変です。

もちろん、闇雲に転職活動したわけではなく、徹底的に自分を見つめ直し、無料で使える転職サイトやエージェントをフル活用しました。

いくつか第二新卒向けの転職エージェントなどを使いましたが、「マイナビジョブ20's 」「いい就職.com がおすすめです。

生保の営業や今の仕事を本当に辞めたいと思っているなら、第二新卒として転職を考えましょう。

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