仕事ができない新卒に共通する原因と今やるべき解決策とは?

「自分は仕事ができない」「何度も同じミスをする」「同期はできているのに」と仕事ができないことに悩んでいませんか。

私も新卒時代は仕事が全然できなくて怒られてばかりでしたが、それでも先輩や上司が優しくしてくれることもあり、仕事ができないのが悔しくて初めて泣きました。

しかし、仕事ができない新卒時代は先輩や上司も誰もが通る道です。

そのため「新卒なら初めはできなくて当たり前」と言われることもあるでしょうが、それが分かっているからこそできない自分が悔しいと思うものですよね。

ただ、実は仕事ができないとされる人には共通している原因があり、闇雲に頑張るだけでは仕事ができる人になれないだけでなく、ただ苦しい毎日を送ることになります。

本記事では、自身の経験をもとに「仕事ができない」と悩んだときの心構えと、仕事ができない新卒から抜け出す解決方法をご紹介していきます。

”新卒だから仕事ができなくて当たり前”はいつまでも通用しません。今ここで策を打ち、少しの手間と時間をかけることで、劇的に人生は変わるでしょう。

目次

新卒で仕事ができないと悩む理由

新卒の場合「なんでこんなに仕事ができないんだ…」という根本的な原因を知りたい方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、新卒で思ったように仕事ができないことに対して悩む原因には、ほとんどの人が「自分を過信しすぎている」が挙げられます。

要は、自分で自分のハードルを上げすぎているのです。

確かに新卒のうちから仕事ができていれば評価もいいでしょう。

しかし、初めから新卒が仕事ができるとは誰も思っていないですし、期待しているところはそこじゃないんです。仕事ができなくてもひたむきに頑張ろうという姿勢がほしいんです。

誰もあなたに中途採用者のような即戦力を求めたりはしていません。

あなたに必要なのは、仕事がうまくできない、怒られてばかりいることに対して悩み苦しむのではなく、この方法がダメだったから次はこうしてみようという前向きな姿勢です。

やり方は一つじゃありません。何でもすぐに答えを求めようとしすぎです。

今でこそネットで検索すればすぐに情報を得ることはできるため、同じように仕事のやり方やノウハウも手に入ると思ってはいませんか。

スポーツだって、やり方がわかったからってすぐにできる人なんていませんよね。

まずは基礎知識や方法を知って、やり方のコツや自分なりの練習方法を探してください。

新卒で仕事ができない原因は「わからないこと」が多いから

具体的に、新卒で仕事ができない原因には「わからないことが多い」という可能性が大いにあります。

知らないことを恥だと思ってきちんと調べたりしようとせず、1つでもわからないことをそのままにしてイメージだけで仕事をしようとするからできないのです。

先ほどのスポーツの話同様、ルールや専門用語の意味もわからない状態で、試合に出て活躍することができるでしょうか。

仕事ができないとすぐに悩む人に多いのは、わからないことがたくさんある状態で仕事をしようとして、結果がついてこないからと落ち込む人がほとんどです。

ゲームだって必要なアイテムや情報がなければ技を身につけることも、前に進むことはできませんよね。

必要な情報や知識を身につけて、方法を学び、練習することで初めて自分で仕事ができたと言えるのです。

新卒で仕事ができるようになる5つの方法

ここでは、私が新卒時代に実際に行っていた方法や部下になったできる新人に共通していた行動例をご紹介していきます。

仕事でできないと悩んだ際には、以下の方法を試してみてください。

わからないことは聞きまくる

自分で仕事ができるようになるために、まずはわからないことを減らしていくことが大切です。仕事のやり方、関連する知識を覚えて自分のものにしていくということです。

知らない知識や専門用語は書籍やネットで調べることができますが、仕事のわからないことは上司や先輩にどんどん聞きましょう。

わかることが増えていけば仕事もできることが増えてきます。「何でも聞くな」と言われることがあっても気にせず聞きましょう。ただ、自分で調べられることは自分で解決して、それでもわからないことを聞くようにしてください。

わからないことを聞くことが迷惑と思っている新卒は多いですが、わからないことをそのままにして後でできないとなる方がよっぽど迷惑です。

まずは仕事ができないと悩む前に、勇気を出してわからないときにはすぐに聞く癖をつけましょう。

聞き方には注意!YesかNoで答えられる質問をする

ただし、聞き方には「上手な聞き方」というものがあります。

必ず、「Yes」か「No」の2択で答えられる質問をするということです。

新卒や新入社員で多いのが、質問がアバウトすぎて、いったい何をどう答えたらいいのか質問された側が困るんです。

「ここがわからないんですけど」「どうしたらよいですか」という質問は、学生などのときは通用しますが、社会人では通用しません。

わからないことを聞くという行為は、自分の時間だけでなく、相手の時間も使うという意識を忘れないでください。

上司や先輩は自分も忙しい中で、あなたの「わからない」に答えてくれます。

それなのに、質問の内容がふわっとしすぎていて、どう答えらばいいのかがわかりません。「いったい何が聞きたいの?」と思われてしまうため、何でも聞くなと言われるのです。

例えば「ここはこうしたらいいと思うのですが、合ってますか?」など、必ずYesかNoかで答えられるように質問をまとめておくのが大切です。

これなら聞かれた側は答えやすいですし、アドバイスがしやすくなります。

お互いの時間をムダに使うこともなく、上司や先輩の仕事の邪魔をすることもありません。

過去の資料や先輩のやり方をとにかくマネする

仕事のやり方で悩む場合は、過去の資料や先輩のやり方を真似してみましょう。

私は報告書や資料作りでぶち当たった「できない」でしたが、先輩にいくら教えられても思うようにできなくて何度も先輩に注意されていました。

なので、過去にできていた資料を何年も遡って読み漁り、書き方や表現の仕方などを参考にしていました。また、先輩のやり方を観察し、こういうときにはこうするといったやり方を真似することでだんだんと自分なりのやり方を見つけることができました。

もちろん、そのまま真似する事はよくありませんが、過去の資料や先輩のやり方は「一つの正解」です。

新人はその正解をわからないからできないだけであって、一つでも正解を知ればそこからできる方法を見つけることができるはずです。

仕事に順序をつけてタスク管理

仕事ができないと悩む新卒は、自分がするべき仕事を覚えていなかったり、順序を間違えて「遅い」と怒られてしまう場合が多いです。

言われたことや課された課題をメモしたら、それを必ずタスク管理しておきましょう。

テレビドラマの「わたし、定時で帰ります」の主人公が行っているのがよい例です。PCのデスクトップの横に、付箋でタスクを一枚一枚張り出し、一つのタスクが終わったらそれをはがしていく方法です。

やり方は人それぞれですが、付箋やタスクシートを使うことで、やるべきことを順番に整理できます。優先させる仕事なのか、後回しでもできる仕事なのかの順序をつけておけば、まずはやるべきことに集中でき、作業効率もグンと上がります。

その日にできなかったことは、次の日に積み残しとして管理できますし、やり忘れるということを防ぐことができます。

目で見えるようにしておくことで、やるべきタスクの順番や内容で頭がごちゃごちゃすることもありません。

とにかく振り返りが大事、自分のマニュアルを作る

新卒が仕事ができるようになるためには、振り返り&自分のマニュアルを作ることがもっとも大切です。

先輩や上司に聞いたことをメモすることは当たり前ですが、そのメモをきちんと見返しているでしょうか。メモを取ることに満足してはいませんか。

仕事を覚えるために必要なのは、言われたことや注意されたことをメモしておき、再度振り返ることです。何度も同じ失敗をする人ほど、メモを取っていなかったり、見直して復習をやっていません。

失敗したことや教えられたことをきちんと振り返りをしておけば、失敗の原因もわかりますし、失敗しないための道筋ができます。

「メモ」というのは、日程などのスケジュールを覚えておくことではなく、言われたことや教えられたことを忘れないためのものです。

また、教えられたことをメモしておき、家に帰ってそれを自分なりにまとめておくことで、仕事の効率化を図れます。

いわば、自分のマニュアルを作っておくのです。マニュアルがあれば、作業で迷うこともありませんし、失敗することも少なくなります。

新卒は「仕事ができない」と思い込みやすい

「なんでこんなに仕事ができないんだろう」と、新社会人として初めて会社で働く新卒は、仕事ができないと感じる人は多いです。

学生時代のアルバイトや学業などではうまくできていても、実際に社会人として働くことでは大きく異なり、イメージしていた自分と現実にギャップを感じてしまいますよね。

自分はもっとできると思っていたのに、実際には「ちょっとしたことが覚えられない」「思ったようにできない」「何でも勝手にはできない」ことばかりで、どんどん自信をなくしていく。

周りの期待に答えたい、できると思ってほしい、と思えば思うほどに全てが空回りしていく現実に、落ち込むばかりですよね。

けれど、そう感じている新卒はたくさんいて、自分だけではないということを知っておいてください。

「最初からできるやつなんていない!」というのは本当で、初めからできていたら逆に怖いですし、先輩や上司としての立場がありません。中途採用かよっ!新卒じゃねーじゃん!って普通は思いますよ。

だからと開き直ることではないですが、誰もが少なからず同じ悩みを抱えていて、そこからどう行動していくかがとても大切なのです。

どうしても仕事ができない場合の対処法

仕事を変えることも検討する

上記でご紹介した改善策を試していっても解決できない場合は、その仕事があなたに向いていない可能性が高いです。

人には向き不向きがあるのは本当の話で、できないことにいつまでも時間や労力をかけることほど人生を無駄にしていることはありません。

実際、野球に向いていないからサッカーに転身したら、「思った以上に活躍できた」「性にに合っていた」なんてことはザラにあります。

なかなか結果が出ない場合は、自分の能力や性格的に合っていないのかもしれません。

転職したらすぐにできるようになる場合もあるため、いろいろと試しながら自分に合うのはどんな仕事や作業なのかを見つけておくのも大切です。

転職しなかったら後悔する可能性も高い

私は新卒1年で転職をしましたが、前職は本当に向いていないと思いました。

新卒でしたし、割と真面目な方だったので、できるだけの努力をしてきたつもりです。休日も勉強や仕事ができるようになる努力をしてきました。

しかし、たくさん考えていろいろ試した結果、なかなか仕事ができるようにならず、このままでいいのか?と悩んだ末、転職することにしたのです。

転職してからは異業種だったの初めの苦労はありましたが、前職よりも飲み込みやできる割合も多く、仕事にやりがいや楽しさを覚えるようになりました。

転職せずにあのままだったらと考えると、どれだけ自分の人生と可能性をムダにしたかもしれないとずっと後悔していたでしょう。

新卒で転職することは怖いですが、今の仕事や会社に不満や悩みがあるのなら、すぐにでも転職活動を始めることをおすすめします。

私が新卒1年目でも転職できたわけ

やはり新卒で転職することは怖いですし、不安もたくさんあります。私は不安や葛藤に悩まされながら3ヶ月以上悩みました。

自分一人で転職活動をしても不安や悩みは増える一方だったので、無料で使える転職エージェントを利用しました。

転職エージェントでは、転職サイトと違い、プロのアドバイザーが求人探しから書類選考や面接までしっかりサポートしてくれます。

どんな仕事や働き方が合っているかわからない人でも、一人一人にアドバイザーが親身になって相談に乗ってくれます。わからないことや知りたいことはアドバイザーが丁寧に教えてくれるので、新卒の転職でも不安を解消してくれます。

ただし、新卒の場合はキャリアやスキルがない分、選ぶ求人やアプローチの仕方が異なるので、第二新卒向けの転職エージェントを使った方がいいです。

実際に私も使っていた転職エージェントを「使ってよかった第二新卒におすすめの転職サイトと転職エージェント」でまとめているので、転職に悩む第二新卒や20代の方はぜひ利用してみてください。

まとめ|仕事ができないと悩むのは悪いことじゃない

新卒で仕事ができないと悩むときには、ご紹介したような下記の方法でまずは努力してみてください。

  1. わからないことは素直に聞く
  2. YesかNoかで答えられるように質問する
  3. 過去の資料や先輩のやり方をマネする
  4. 順序をつけてタスク管理をする
  5. 振り返りと自分のマニュアルを作る

まずはできるところから始めてみましょう。少しずつでも努力することが大切です。

仕事ができないと悩むことは実はいいことです。それだけ真剣ですからね。

しかし、どうしてもできない場合やあなたにその仕事が向いていない可能性もあります。

まずはいろいろと試してみて、それでも仕事ができないと落ち込んだ時には、転職活動をして視野を広げてみましょう。

ちなみに私が転職を決めた転職エージェントは「マイナビジョブ20's 」です。

登録や利用はすべて無料で、自分に合っている仕事や適性がわかる「適性診断」も行ってくれるので、まず初めに利用するとよい転職エージェントだと思います。

利用方法や詳細はこちらでまとめていますので、参考にしてください。

https://firstyear-tensyoku.com/mynavi-job20s

この記事を参考に、あなたの人生がよりよいものになることを、心から応援しています。

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