早すぎる?新卒が入社3ヶ月で退職したその後と転職成功の秘訣!

「まだ入社3ヶ月だけど辞めたい」「新卒3ヶ月で退職しても大丈夫?」など、早すぎる退職や今の職場に耐えられないなどの悩みを抱えていませんか?

早期退職は転職への足かせになると再就職を諦めている人は、いくら何でも早すぎます。フリーターしてる場合じゃありませんよ。

3ヶ月未満の早期退職でも、しっかり対策をして早い段階で行動すれば、充分転職することは可能です。

私の友人でさえ、たった1ヶ月で新卒入社の会社を辞めましたが、前職よりはるかによい会社に転職しています。

ここでは、友人の体験を通して、新卒入社3ヶ月でも転職するために大事なことをお伝えしていきます。わずか3ヶ月だと後ろ向きになる必要はありません。

目次

新卒入社3ヶ月で退職は早過ぎる?

結論から言えば、新卒3ヶ月で退職するのは世間一般では悪いイメージを持たれるかもしれませんが、やりたいことが明確なら転職すべきです。

私の友人はたった1ヶ月で新卒入社の会社を辞めましたが、前職よりはるかによい会社に転職しています。

入社数ヶ月や1年未満で辞める新卒は少なくない

厚生労働省の調査によれば、大学を卒業した新卒が3年以内で辞める人は3割にもなり、そのうち数ヶ月〜1年未満で辞める人が最も多いというデータが出ています。

出典:厚生労働省「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移」より

その内、数ヶ月〜1年未満で辞める新卒の割合を見ても、過去数年を見ても変わっていません。

  • 平成29年3月卒:11.6%
  • 平成30年3月卒:11.6%
  • 平成31年3月卒:11.8%
  • 令和2年3月卒:10.6%
  • 令和3年3月卒:12.2%

上記は「大学卒」の割合ですが、これが「高校卒」になると割合はさらに増加します。

つまり、意外にも数ヶ月〜1年未満で辞める新卒は多く、それは過去30年以上変わらず、決して珍しいものではないということです。

理由は様々!入社3ヶ月でもつらければ辞めていい

退職理由は「新卒は何年目の転職率が一番高い?男女別に見る離職率と辞める理由」でも詳しくまとめていますが、以下のような退職理由が多く挙げられます。

  • 労働環境が悪い
  • 給与・待遇が悪い
  • 理想と現実のギャップ

入社3ヶ月で退職することを問題視する企業もありますが、体力的にも精神的にもつらい職場では、先に身体を壊してしまうか方がはるかにデメリットです。

また、すでにやりたい仕事や目標が明確な場合は、すぐにでも転職することをおすすめします。

すでにやりたいことがあるのに、いやいや今の仕事を続ける意味があるでしょうか。将来的にスキルや経験を積みたいなら、望む職場で頑張る方がよっぽど意味があります。

転職が当然の現代では、「とりあえず3年」はもはや死語です。

新卒3ヶ月で退職したその後は?転職できる?

新卒3ヶ月で退職することで、その後転職できるのかという不安があるかと思いますが、転職は充分可能であり、むしろ異業種なら転職しやすい傾向にあります。

実際、私自身も新卒1年目で異業種に転職しましたし、先ほどの友人も退職後すぐに転職しています。

その理由を以下でお伝えします。

新卒入社3ヶ月での退職は"第二新卒"になる

第二新卒とは、「25歳以下」もしくは「社会人3年以内」など新卒入社後3年以内の人を指し、再就職や転職をしようとする、第二の新卒者たちを言います。

「既卒」と異なり、あくまで一度でも正社員として社会に身を置いた経験があれば「第二新卒」に分類されます。

第二新卒はすでに社会を経験しているため、企業はある程度「ビジネスマナー」が身に付いていることや「一度でも就業した経験がある」ことに魅力を感じています。

「若さ」と「ポテンシャル」に重きを置いており、募集職種へのスキルや経験を見ることもほとんどないため、第二新卒は非常に転職しやすいのです。

そのため、その仕事への熱意やこれからの頑張る姿をしっかりアピールすることが大切です。

異業種への転職はむしろチャンス!

第二新卒の場合、これまでの経験職種より、むしろ未経験でも異業種への転職をおすすめします。

と言うのも、第二新卒は知識や経験が浅い分「若さ」があり、仕事を教えやすく、会社としても自社の雰囲気や仕事に慣れてくれやすいからです。

世間では新卒などの若い人材が不足している企業が多く、未経験であってもそこからスタートすることで、その会社や経験で染まってくれることに期待します。

若いうちから仕事を覚えてもらえれば、成長してくれた分だけ会社に貢献してくれる可能性が高くなります。

そのため、未経験などの異業種に入る場合は、早くに飛び込んだ人の方が有利になることが多いのです。

新卒が3ヶ月でも転職をするメリット

新卒で入社した会社を3ヶ月で辞めて転職することを選ぶことで、もちろんメリットとなることがあります。

  • つらい環境から抜け出せる
  • 若い貴重な時間をやりたいことに使える
  • 3ヶ月でも1年以内なら評価は変わらない

人によってメリットとなることは様々ですが、職場がブラック企業であった場合などは健康なうちにやり直せるということでしょう。

また、新卒で転職する場合は”第二新卒”という扱いになりますが、1年以内であれば何ヶ月でもたいして評価は変わりません。

転職活動をしてみるとわかることですが、聞かれることも評価される基準も大差はなく、むしろやり直したいという強い気持ちがあれば、応援してくれる企業はたくさんあります。

ただ、やはり覚悟しておくことや受け止めるべき現実があります。

新卒3ヶ月で退職する現実とデメリット

新卒で入社した会社を3ヶ月で辞めて転職することには、もちろんデメリットもあります。

1つずつ見ていきましょう。

3ヶ月で退職した新卒への評価は厳しい

社内環境・待遇が劣悪だったり、パワハラ・セクハラを受けたなど理由は様々ですが、周りや会社の人からすれば辞めることに変わりはないので、厳しい目で見られるのは事実です。

そう言うのは、「辞めたい」と思っても我慢して頑張ってきた人たち「甘い」「なめてる」など言われるのは仕方のないことです。

しかしそれは、厳しくても覚悟の上で行くしかありません。いつかは乗り越えなければならないことです。

中には、少しでも嫌なことがあれば辞めてしまうアルバイト感覚の人もいます。学生気分が抜けておらず、社会の厳しさを身を持って体感したのでしょう。

自分ができなかったこと、反省するべきことはたくさんあると思います。だからこそ、自分の甘さ、覚悟の足りなさ、仕事をするということ、それを絶対に忘れないでください。

転職後も辞めたくなる可能性がある

1年以内で辞めたいと思う原因のほとんどは、どの職場においても避けられない場合が往々にしてあります。

特に、新卒3ヶ月と短い期間で退職した場合は、どの程度で仕事が覚えられ、成果を出し、周りに認められるかが感覚的に理解できていないため、転職先でもすぐに辞めたくなることがあるかもしれません。

目先のことばかりに目がいってしまうと、また不満を解消するために退職し、転職しにくくなるという悪循環に陥ってしまいます。

しかし、人間関係やあまりに悪い待遇や環境があって退職した場合は、それが改善されることで仕事に集中できる可能性は高いです。

失業手当(給付金)がもらえない

入社3ヶ月で退職してしまうと、失業手当(給付金)を受け取ることはできません。

自己都合退職の場合、雇用保険に1年以上加入していないと失業手当を受け取る資格を得られないためです。

ただし、会社の倒産や解雇など、会社都合での退職の場合は、1年未満の勤務でも失業手当を受け取れる可能性があるため、ハローワーク等で相談してみましょう。

新卒が3ヶ月で辞めた後に転職する際の注意点

「空白期間」は長くなると転職が難しくなる

3ヶ月以内で辞めた、もしくは転職を考えている人は、転職するなら早い方が有利になります。

とはいえ、なかなか転職先が決まらずに時間が経つと「空白期間」が長くなり、その分不利になってしまうのはご存知かと思います。

「空白期間」は、会社を辞めてから就職できるまでの間は履歴書に書くことがありません。アルバイトをしながら転職活動を続けても、その生活に慣れてしまい、抜け出せなくなる人がたくさんいます。

将来を考えると正社員を目指すことがいいですし、何よりアルバイトは履歴書に書けません。(職務経歴書には書けます)

書類選考で落ちる場合が多く、面接で話を聞いてもらえないケースも少なくありません。

空白期間を「半年」作ると一気に苦しくなる

空白期間により、転職が難しくなる目安が「半年」です。

一般的に転職活動は2〜4ヶ月くらいが平均なので、半年を超えると「君は今まで何をしていたの?」「働く意欲がないのか」と思われてしまいます。

特に、初めての転職となる新卒がこの状況に陥る可能性が高く、一人でなかなか再就職できずにどんどん道を狭めてしまっているのです。

そのため、次のことを意識して再就職や転職活動に臨みましょう。

入社3ヶ月の新卒でも転職を成功させるコツ!

入社3ヶ月で退職した場合や転職を考えている新卒の方が、第二新卒として転職を成功させるコツをいくつかお伝えします。転職活動を始める際には、ぜひ参考にしてみてください。

大手や有名企業に捉われず視野を広げる

第二新卒が企業を選ぶ際は、大手企業や有名企業に捉われないようにした方が転職成功率は高くなります。

あなたが思っている以上に、世の中にはたくさんの仕事や企業があります。なので、初めからハードルの高い大手企業や有名企業ばかりに絞らず、視野を広げてみましょう。

たとえ知名度がなくても、業績を伸ばし待遇がよかったり、働き方をしっかり考えているホワイトな職場環境の企業も多いです。

有名企業には転職した後でスキルや経験を積んでからでも挑戦できるので、まずはあなたがあなたらしく働ける職場や企業を見つけましょう。

退職理由はポジティブに伝える

早期退職した第二新卒が退職理由を伝える際、ついマイナスなことを言いがちになりますが、必ずポジティブに伝えることが重要です。

ネガティブな理由をそのまま伝えてしまうと、「また同じことを繰り返すのでは」「自社でやっていけるだろうか」など悪いイメージを持たれてしまいます。

人間関係や残業が多く仕事がきつかったとしても、弱点や欠点だった部分をしっかりと反省し、同じことを繰り返さないためにどのように考えているかなど、前向きに捉えていると評価してもらいやすくなります。

大切なことは、ネガティブな理由で退職したとしてもそれを受け入れ、善処しようとしているかどうかです。

志望動機を上手く伝えられない人は、以下の「第二新卒が転職で失敗しない「志望動機」とは?」を参考にしてみてください。

早期退職を逆手に取る

「新卒3か月で退職する」ことは、普通の人にはなかなかできません。

世間一般的に見れば悪いイメージでしかないかもしれませんが、逆にとらえれば「それだけ、転職したい企業や業界(やりたいこと)に対して熱い」ということです。

私自身、新卒1年目で転職しましたが、人事の方には当然のように早期退職を詰められました。

しかし、人事の方には「退職をしてまで来た君の熱意は伝わった」と評価してもらえたことがあります。

言うだけでは簡単なので行動で示す必要はありますが、ピンチはチャンスというように、考え方ひとつでいくらでも逆転できる可能性はあるのです。

求人情報の落とし穴を知る

求人の見方や落とし穴を知らないと、転職先でも失敗してしまう可能性があります。特に新卒の場合は、ブラック企業などを見抜くのが難しいかもしれません。

よくあるケースだと、「アットホームな職場」として和気あいあいとした写真を載せていたり、あまりにも待遇が良すぎる求人は注意が必要です。

また、ハローワークで掲載されている求人は、「カラ求人」といって募集していない場合や掲載費用がかからないためブラック企業が潜り込んでいる可能性が高いです。

求人からブラック企業を見抜く方法はこちらで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

転職エージェントに相談する

新卒でも転職がうまくいっている人というのは、転職サイトや転職エージェントをうまく活用し、自分の自己分析や企業研究をしっかり行えている人が多いです。

新卒3ヶ月程度だと

  • 3ヶ月で退職したら転職できるのか不安
  • 自分一人ではどう転職活動していいかわからない
  • やりたいことや自分に合う仕事が分からない

などの悩みがあって、なかなか転職活動がうまくいかない人も多いでしょう。

転職エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーが適正や条件をしっかりカウンセリングした上で、求人を見繕ってくれて、書類の書き方や面接対策などしっかりサポートしてくれます。

また、自分がこの先どういう仕事がしたいのか、どうなっていきたいのかをしっかり相談に乗ってくれるので、「自分は転職すべきなのだろうか」と迷っている人にもおすすめです。

もしも3ヶ月未満の退職や転職で悩んでいる人、空白期間をなるべく作りたくない人は、転職エージェントを利用した方が確実に早く再就職・転職先が決まるので、ぜひ登録しておきましょう。

新卒3ヶ月でも転職できる!おすすめの転職エージェント

最後に、私も第二新卒で利用していたおすすめの転職エージェントをご紹介しておきます。

すでに辞めている方とまだ在職中の方のそれぞれでおすすめをご紹介しているので、ぜひ利用してみてください。

ちなみに、転職エージェントは企業から料金をもらっているので、登録・利用すべて無料です。

入社3ヶ月以内で辞めている場合

早期退職者やフリーター・ニートになった人は多く、その人たちを対象に内定を出し続けている専門の転職エージェントが2つあります。

一つ目が、厚生労働省より「職業紹介優良事業者」として認定された転職エージェントの「JAIC(ジェイック)」です。

JAIC(ジェイック)

JAIC(ジェイック)公式
対応エリア全国(沖縄除く)
非公開求人あり
オススメ度

公式サイト:https://www.jaic-g.com/

JAIC(ジェイック)は、厚生労働省より「職業紹介優良事業者」として認定された転職エージェントです。

もともと企業や営業マンに研修事業を行っていたため、就活講座や面接会などの就職・転職支援が充実しています。

未経験から正社員への就職成功率は80%を越え、就職後も支援してくれるフルサポートを提供しています。

書類選考なしで面接に進みたい方、社会人経験やビジネスマナーを身につけながら転職したい人におすすめの転職エージェントです。

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ビジネスマナーや履歴書の書き方、面接や自己PRなどの入社後に役立つこともしっかり学ぶことができるため、スムーズに入社できたという人も多いです。

もう一つが、ハタラクティブ です。

ハタラクティブ

対応エリア北海道・関東・中部・近畿・中国・九州
非公開求人あり
オススメ度

「ハタラクティブ」は20代の若者を中心に、既卒・第二新卒・フリーターからの正社員を目指すことに特化した転職エージェントです。

「早期退職の経歴が心配」「次こそは本気で働きたい」など、一度リタイヤしてしまった人や未経験の業界に挑戦したい人など向けに常に1000以上の求人を扱っています。

扱っている求人や企業が、関東圏に名古屋、大阪、福岡が加わり、地方から都内で働きたい人にはかなり使いやすくなりました。

はじめての転職でわからないことや、自分のこと・企業のことを知るサポートがしっかりしているので、転職ノウハウを学ぶだけでも利用してみる価値はありますね。

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ちなみに、冒頭で話した「新卒1ヶ月で辞めて転職した友人」はココで内定もらってました。

自分で進めるのは苦手だったみたいで、彼の性格上一人でやってたら受かってなかったと思います。

まだ在職中の新卒の場合

まだ在職はしているが3ヶ月で転職を考えている場合は、マイナビジョブ20's がおすすめです。

何より、初めての転職を一からしっかりサポートしてくれる体制と、大手マイナビの企業との太いパイプが強みでしょう。

ハタラクティブは関東限定なので、すでに退職していても関東以外の方にもおすすめです。

マイナビジョブ20’s

【公式】マイナビジョブ20's
対応エリア関東・東海・関西
非公開求人あり
オススメ度

マイナビジョブ20'sは、大手「マイナビ」が運営する第二新卒などの20代を専門とする転職エージェントで、他の転職エージェントにはない有名大手企業や、登録者だけが見れる非公開の求人も多く揃えています。

エントリーや日程調整などの企業とのやり取りも全て代行してくれるため、在職中の転職活動が難しかった人でもスムーズに行うことができます。

もちろん、20代の転職市場を熟知したアドバイザーが一人一人に専任で付き、はじめての転職を一からフルサポートしてくれます。

就活でお世話になった人も多い大手マイナビの安心感と情報網は、ぜひとも利用しておきたいところです。

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3ヶ月ほどの短い期間で辞めてしまったり、転職を考えていて、関東・東海・関西の地域に済んでいるなら利用しておきたい転職エージェントと言えます。

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