- 「新卒1年目だけど辞めたい」
- 「毎日会社に行くのがつらい」
前にも進めず、仕事にも打ち込めず、どうすればいいのかわからない不安とストレスで押しつぶされそうになりますよね。
それは、正真正銘「心の声」です。
不安や葛藤の毎日で、心も疲れてしまいます。いずれは身体も壊してしまい、復帰することも難しくなってしまいます。
そこで、1年目でも辞めたいと思う新卒のあなたがどうするべきか、その解決策をご紹介していきます。
もし悩む毎日に身も心も疲れてしまっているのであれば、ある3つの方法で心を軽くすることができるかもしれません。
新卒1年目で会社を辞めたいのはどうして?
新卒で、さらに1年目で会社を辞めたら、自分がすごく弱い人間なのではと考えてしまう人もいるでしょう。
ですが実際は、同じような理由で辞める新卒がたくさんいます。以下は代表的な3つの早期退職理由です。
労働条件や雇用体系が悪い
「残業が多い」「給料が低い」といった、労働条件への不満から早期退職をする人が後をたちません。サービス残業のように、時間外労働を強いられるケースも少なくありません。
新卒は初めての会社なので他社と比べることができないため、自分で判断するしかありません。給与等が低いと継続することが難しいと判断し、辞める人が多いです。
社内環境が悪い
学生のように、好きな人とだけ関わるということができないため、人間関係や上司との付き合い方に悩んでしまうケースがあります。
また、社風への不満が募り、辞めてしまう新卒も少なくありません。厳しいノルマや周囲からのプレッシャーに苦しむケースも多いです。
新卒1年目というのは、周りや上司には相談などがしにくく、より働きやすい環境を求めて転職に踏み出すことが多いのです。
仕事や会社とのミスマッチ
入社前のイメージと入社後の実態が合わず、悩んでいる新卒を多く見ます。
企業側がよく見せようと過度な情報操作をしてしまうケースも多く、入社後のギャップに耐えられない新卒も少なくありません。
希望していた部署や職種への配属ができなくて、やりがいが感じられないと早期退職するケースも増えています。
新卒1年目で辞めたい時に自分を守る3つの解決策
「1年目で辞めてもいいのか」「辞めるのが怖い」「自分が弱いかな」と思う一方で、「毎日がつらい」「今すぐ仕事を辞めたい」といった不安や葛藤で苦しむこともあるでしょう。
心身ともに疲れてしまって、ストレスで押しつぶされそうになるあなたに、心を軽くするための方法を3つご紹介します。
辞める人が多い中で続けている自分を褒める
入社して数週間、数ヶ月が経つと、「新卒1年目で仕事を辞めた」という話やニュースをよく見るでしょう。実際入社1年目で辞める新卒は多く、その理由には呆れるような理由で辞める新卒もいます。
会社の労働環境や人間関係が劣悪だったならまだしも、「いきたい部署に配属されない」「自分には向いてない」といった理由や、中には「同期がいなくなったから辞めたい」という理由で辞める新卒もいます。
新卒1年目で辞める人の中には、バックレや2〜3日で電話退職といった学生気分の抜けていない人も多い分、踏みとどまれるだけのあなたはずいぶんマシです。「辞めたい」と思っても、すぐに辞めないあなたは充分頑張っています。
あなたも辞めたいとは思いつつも、仕事を続けているはずです。ただ、次への心が決まっていないだけ。今、踏みとどまることができているなら、あなたは続ける忍耐力も転職する勇気も持っているはずです。
あなたがどうしたいかで変わる未来です。まずはここまで頑張っている自分を褒めてあげてください。あとはあなたの気持ちに従うだけです。
新卒はいつ辞めても転職できるという現実を知る
正直な話、新卒入社1〜3年未満であれば、いつ辞めてもいつでも転職することは可能です。
新卒就業3年未満の若い世代は「第二新卒」と呼ばれ、受け入れ企業はどんどん増えています。むしろ人手不足の現代では、第二新卒ですら不足している状態です。
第二新卒は「若さ」と「ポテンシャル」に期待され、即戦力といった「スキル」や「経験」は必要とされません。育てやすい第二新卒は早期退職をしてしまった新卒でも大いに挽回できる立場なのです。
現にニュースや体験談でも、新卒1年目、入社2週間〜1ヶ月という短い期間で辞めてしまった人も、すぐにとはいきませんがちゃんと転職を果たしています。
きちんと自分の失敗や欠点を受け入れ、次に向けて頑張ろうという意欲的な気持ちがあることが転職成功の秘訣です。反対に、何でも嫌だからと受け入れず、周りのせいにばかりしている人は採用されません。
誰でも簡単に転職できるわけではありませんが、新卒にはいつでもチャンスがあるということを知っておきましょう。
転職活動で自分の可能性を知る
新卒1年目で辞めようか迷っている人の大半は、辞めたあとや転職できるかという「その後のイメージ」ができないから不安になるのです。
転職は誰でもはじめてのときがありますし、自分のことって意外と自分でもよくわかっていないことが多いです。
そこで、転職になかなか踏み込めないときには、転職活動をしてみるとよいです。実際に転職することが目的ではなく、「本当に転職した方がいいのか」を見極めるための転職活動です。
あくまで調査としての転職活動なので、今よりよくなりそうなら転職してもいいですし、そうじゃないなら我慢して時期をズラせばいいのですから。
あくまで私や実際に新卒で転職した人たちの結果論ですが、転職活動をすることで見えるものや分かることがあります。どんな世界があって、自分にはどんなことができて、将来どんな仕事につきたいのか。
自分の可能性を知ることで、今の仕事との付き合い方がわかり、仕事を辞めたいという心の持ち方が変わるかもしれません。
「じゃあ転職活動ってどうやってやるの?」という方は、以下の記事を参考にしてみてください。
転職体験談|新卒1年目で辞めたい人は多い?
実際に、新卒1年目で辞めたいと思った人が、どのような行動をしていたか気になりますよね。実際に転職をした人たちから、体験談として集めたので参考にしてみてください。
まとめ|新卒1年目でもつらかったら辞めていい
新卒1年目でも辞める人は辞めています。
それはつらい毎日から逃げ出すのではなく、自分の人生をよくしようと動き出しているからです。
中には、「すぐに辞めることは甘え」だという人もいますが、それは転職が当たり前の現在では通用しなくなっています。
あなたの人生ですから、辞めるも続けるもあなた次第です。でもだからこそ、あなたにとって本当に良い選択ができるように、まずはもっと内なる自分と向き合ってみましょう。
新卒1年目で転職した私が言うのですから、第二新卒の転職市場はあなたが思うよりずっと明るいですよ。